COLUMN ワインを楽しむコツ
知ってる? ワインとボディの気になる関係

美味しい物を食べ過ぎちゃった年末年始…。タイトルを見て「えっ? ボディラインのこと?」とドキッとした人もいるかもしれませんが、今回のコラムのテーマはカラダではなく赤ワインの"ボディ"のお話です。
よく赤ワインに"ライトボディ" "フルボディ"といった表示がされていますが、どんな違いがあるかご存知ですか?
「わかんないけど…まあいいや」と適当に選んでいるとしたらもったいない! この違いを知れば、ワイン選びが断然楽しくなるんです。さあ、今回は一緒に赤ワインの"ボディ"を攻略しちゃいましょう!
その1 お好みはマッチョ系?それともスリム系?
ボディとは、赤ワインの味わいの重さやボリュームを表現するときに使われている言葉で、通常"フルボディ" "ミディアムボディ" "ライトボディ"という3つのランクに分かれています。イメージしやすいようにワインの"ボディ"を男性の"ボディ"に例えてみると…。

といったところでしょうか? この考えを料理にも当てはめて「こってりした肉料理を食べたいから、マッチョ系のフルボディの赤ワインがいいかな♪」とか「今日は野菜中心で軽めに仕上げたいから、ライトボディにしておこうかな」という感じで覚えてしまえば便利! 好みのタイプが分かれば、ワイン選びもぐっと楽しくなりますね。
でも、ワインをオーダーする時に「マッチョ系で」な〜んてうっかり言い間違えないように注意して!
その2 "ボディ"っていったい何で決まるの?
ワインのボディを決める重要な成分の一つに、タンニンがあります。ワインの好みを聞かれたとき、「渋みがある」「ない」という表現を使うことがありますよね。この「渋み」を左右するのが実はタンニン。赤ワイン同様、タンニンが含まれている紅茶や緑茶などは、濃く淹れすぎると渋いと感じることがありますが、まさにあの渋さがタンニンの正体なんです。そして、このタンニンが多く含まれ、渋みを感じるものがフルボディに分類される目安にもなるのです。(※実際はボディの構成要素は品種や製法など多岐にわたります)。
赤ワインに慣れていないと、この渋みを美味しいと感じにくいことがありますが、慣れてくると「渋みが少ないと物足りない!」というくらい熱狂的なタンニン支持者=フルボディ大好き派!になる方も。
どの"ボディ"のワインなのか、という情報は、たいてい赤ワインの裏ラベルに書いてあるので、ワイン選びの一つのコツとして、ボディチェックをしながら赤ワインを選んでみては?
それではみなさん、ワインのある毎日をぜひ楽しんでくださいね!
