COLUMN ワインを楽しむコツ
ためしてビックリ! ワイン&超カンタンおつまみのマリアージュ

家飲みのよさは、なんといっても手軽で気楽なこと! ワインだからって、「きちんとしたお料理を用意しなきゃ」なんてことはありません。簡単なおつまみでビールや日本酒を楽しむのと同じように、ワインも気軽なおつまみで十分なんです。
チーズ、生ハム、オリーブ、ナッツなど、ワインに合う定番おつまみはもちろん、冷蔵庫の中にもワインにぴったりの意外なアイテムが隠れているかもしれません。
そこで今回は、ワインとよく合う定番おつまみ&意外なおつまみとのマッチングのコツと、パパッと用意ができてとってもおいしい「3ミニッツおつまみ」の作り方をご紹介!
いつもはビールに合わせていたような、枝豆、冷奴、キムチも、ワインとの組み合わせのコツを知ってしまえば、さらに「おうちワイン」の楽しみが広がります♪
知っておくと便利! 単品おつまみとワインのマッチングのコツは?
まずは、ワインと単品おつまみの組み合わせのコツをご紹介します。
「ホントに合うの?」と思うアイテムも、合わせるワインによって"奇跡のマリアージュ"に大変身! 「どんな種類のワインに」「どんなところが合うのか」ぜひチェックしてみてくださいね。
生ハム

熟成したうまみ、塩味を楽しめる生ハムは、ワインのおいしさを高めてくれるおつまみの王道。
スパークリングワインから、白ワイン、ロゼワイン、軽い赤ワインまで、幅広くいろいろなタイプのワインとよく合います。生ハムの色合いに合わせて、ロゼワインやロゼのスパークリングワインは特におすすめ!
おすすめワイン:
スパークリングワイン、白ワイン、ロゼワイン、軽い赤ワイン
ピクルス

ワインのお供に欠かせない、爽やかな酸味と野菜のシャキシャキした食感を楽しむピクルスには、同じく爽やかな酸味を持つスパークリングワインや白ワインがぴったり。酸味と酸味をかけあわせることで生まれるまろやかさは、ちょっとした驚き! おいしさのハーモニーが楽しめます。
おすすめワイン:
スパークリングワイン、軽い白~中程度の白ワイン
オリーブ

うまみ、コク、塩味がしっかりきいたオリーブは、爽やかな酸のきいたスパークリングワイン、少しボリュームのある白ワインの最高の友! オリーブの実は成熟するにつれて緑、黄緑、赤へと変わり、完熟するとツヤのある濃い紫色に変化します。果実のフレッシュ感を持つグリーンオリーブ、濃厚なブラックオリーブ、どちらもクセになるおいしさです♪
おすすめワイン:
スパークリングワイン、軽い白~中程度の白ワイン
アンチョビ

しっかりきいた塩味と魚のうまみ、オリーブオイルの風味が楽しめるアンチョビには、オイルを爽やかに洗い流してくれるスパークリングワインや、うまみのボリューム感に合わせて少し熟成した白ワインが好相性。そのままでは味の主張が強すぎると思われがちですが、濃厚な香りと味わいはまさにワインのおつまみにぴったり。ぜひお試しあれ!
おすすめワイン:
スパークリングワイン、軽い白~中程度の白ワイン
枝豆

豆のうまみと塩味がきいた枝豆は、ワインとの相性も◎。枝豆の青々しい味わいと軽快な食感を楽しむのにぴったりなのは、爽やかなスパークリングワインや軽めの白ワイン。また、塩味に合わせてほのかな甘みを持つ白ワインもおすすめです。ビールの代わりにすっきりとしたワインを合わせれば、いつもと違う、枝豆の新鮮なおいしさを発見できますよ!
おすすめワイン:
スパークリングワイン、軽い白~中程度の白ワイン
冷奴

さっぱりとした豆腐をしょうが、ねぎなどの薬味とともにいただく冷奴には、爽やかなスパークリングワインがおすすめ。軽快な味わいの白ワインなら、お醤油にレモンを加えたり、ポン酢をかけたりしても◎。また、オリーブオイルをたらして塩をかけても品よく美味に♪ お醤油のコクに合わせて、少し熟成した白ワインもぴったりです。
おすすめワイン:
スパークリングワイン、軽い白~中程度の白ワイン
キムチ

さまざまな味わいを持つ発酵食品のキムチは、ボリューム感のあるワインを合わせるのがポイント。刺激的な辛さと独特の酸味は、一見、ワインに合うの? と思われるかもしれませんが、同じくインパクトのあるワインを合わせてみると、これが絶品! 熟成した白ワインやロゼワイン、ほどよいボリューム感のある赤ワインがおすすめです。
おすすめワイン:
中程度の白~重い白ワイン、ロゼワイン、軽い赤~中程度の赤ワイン
韓国のり

袋を開けた瞬間に立ち上がるごま油のいい香りとパリパリした食感、そして塩味がきいた韓国のり。日本でも、もうすっかりおなじみですよね。軽快な食感に合わせるなら軽い白ワイン、のりの芳醇な香りとコクに合わせるなら熟成した白ワインやロゼワインがおすすめ。おいしすぎて止まらなくなるかも!?
おすすめワイン:
軽い白~中程度の白~重い白ワイン、ロゼワイン
超スピードでできる! 3ミニッツおつまみの作り方

さて、身近な食材とワインとの意外なマリアージュは、ここからが本番?! 単品をいろいろ試したあとは、ここまでご紹介してきたアイテム&ワインの定番おつまみをアレンジ。
時間がないときでもパパッとできて、料理の腕がワンランクアップしたようなおいしいおつまみを作ってみませんか?題して「3ミニッツおつまみ」! 中には3分以下でできてしまうほど、面倒な工程が不要、しかも火を使わないので、遅く帰ったときや食事どきの「もう一品」として大活躍するものばかり。思い立ったらすぐ、幸せなワインタイムをはじめましょう!
3ミニッツおつまみ1 生ハム&クリームチーズの手まり寿司風

生ハムとクリームチーズを使った可愛い手まり寿司風おつまみです。簡単でも味は本格的。パーティの前菜にもおすすめ!
材料:
生ハム、クリームチーズ、かいわれ大根(あれば)
<作り方>
1. クリームチーズは、容器に入ったスプレッドタイプなら、スプーンを使ってすくい、適当な大きさに丸める。ひと口サイズのポーションタイプなら、ラップなどを使って丸める。
2. クリームチーズの上から生ハムを包み込んで、かいわれ大根の葉をトッピングしてでき上がり。
3ミニッツおつまみ2 アンチョビ冷奴

パスタなどのイタリア料理には使うけど、冷蔵庫に残りがちなアンチョビを活用。なんと、お豆腐の上にのせるだけ!
材料:
豆腐、アンチョビ、オリーブオイル、すりおろしにんにく(チューブ)、黒こしょう、塩(お好みで)
<作り方>
1. アンチョビは包丁でたたいて粗いみじん切りにする。
2. 器に豆腐を盛り付け、アンチョビ、黒こしょう、にんにく、塩、オリーブオイルをかけて完成。
3ミニッツおつまみ3 韓国のり&クリームチーズおつまみ

お土産にもらうことも多い韓国のりは、最近、スーパーでもよく見かけるアイテム。その韓国のりを使った、ビックリするほどワインに合う簡単レシピ。
材料:
韓国のり、クリームチーズ、しば漬け(みじん切り)、野沢菜(みじん切り)
<作り方>
1. 韓国のりを器に並べる。大きいサイズの場合はお好みの大きさにカットする。
2. クリームチーズは、ラップなどを使って、1種類はそのまま丸め、もう一種類はしば漬けと混ぜ合わせて丸める。
3. 丸めたクリームチーズを1種類は野沢菜をトッピングし、しば漬け入りはそのまま、それぞれ韓国のりの上にのせてでき上がり。
「こんなおつまみとワインを合わせちゃって、いいの?」といった冒険ができるのも、おうちワインならではの醍醐味! カジュアルなお手頃価格のワインとなら、ちょっとくらい失敗しても気にしない。むしろ笑えるネタになりそう(?)。
さらに遊び心のある冒険がうまくいって、奇跡のマリアージュが発見できれば、価格のお手頃感ともあいまって、ますますワインにハマっちゃうかも!?
あなたも早速、冷蔵庫の中を探して、意外なマリアージュにトライしてみませんか?
