COLUMN ワインを楽しむコツ
ワイン初心者必見!? 1,000円以下のお手頃ワインの選び方

ワイン売り場にずらりと並ぶ、世界各国のワイン。価格も、数百円から時には数万円するものもあるほど。
棚の前でクラクラしてしまうアナタのために、今回は1,000円以下で買えるお手頃ワインの選び方をご紹介しましょう。
チリ、アルゼンチン、オーストラリア…。"新世界"と"国産"から始めてみよう
チリ、アルゼンチン、オーストラリア、カリフォルニアなどは、ブドウの栽培やワインの醸造に適した、天候に恵まれた土地。ヨーロッパ以外のこれらの産地は、まとめて"新世界"と呼ばれています。
自然条件等に恵まれていることから、コストパフォーマンスが高いワインが多くつくられ、1,000円以下の価格帯にもたくさんの銘柄が揃っているのが特徴。使われているブドウの品種も、特徴のあるものが多いので、ワインの基礎を覚えながら飲むのに適しています。
また、国産デイリーワインにもぜひ注目を。日本人の好みを熟知した日本のメーカーが、日本人の味覚に合わせて造っているので、普段の食卓にあわせやすく、飲みやすい味わいのものばかり。酸化防止剤無添加や、ポリフェノールが多く含まれた機能的にもうれしいワインもあり、お手ごろな価格(もちろん、1,000円以下!)のワインがたくさんあります♪
簡単なラベル解読法 裏ラベルは1か所だけ見ればOK!
ワインの教科書には必ず書いてある、表ラベルの読み方。でも、あまり気にすることはありません。デザインが好みかどうか。それだけで十分。ポイントは、裏ラベルのみ。
見るべきところは、「味わい」について書かれた箇所だけです。赤ワインなら「ボディ」について書かれたところ、白ワインなら「甘口・辛口」の表示、これだけです。
赤ワインは「ライトボディ」、「ミディアムボディ」、「フルボディ」のどれに当たるかが書かれています。初心者の方なら、渋みが少ない「ライトボディ」か「ミディアムボディ」が飲みやすいでしょう。
白ワインであれば、「甘口」~「辛口」のどこに位置づけられているかが書かれています。一緒にいただく料理が甘いものでない場合(つまり"塩味"を感じる料理の場合)は、「辛口」のほうが合わせやすいことが多いです。ただし、ワインの酸味が苦手という方は、「甘口」から始めてみましょう。ドイツワインや国産デイリーワインには、甘さがあって飲みやすいものが多く見つかりますよ。

それでも迷ったら、ロゼかスパークリングに
白? 赤? あれこれ迷ってしまって、選ぶ時間がない! と焦る前に、ロゼワインというチョイスがあることもお忘れなく。ロゼワインの良いところは、ズバリ、料理に合わせやすいこと。フルーティで軽やかなので、赤ワインの渋みや白ワインの酸味がちょっと苦手、という方にもおすすめです。
春先は、ロゼワインがお店に多く並ぶ季節。ロゼワインにも1,000円以下の銘柄が多く揃っていますので、ぜひチェックしてくださいね♪
また、スパークリングワインはシュワシュワした炭酸ガスを持ち、どんな料理にもマッチします。軽く爽やかな味わいで初心者にもチャレンジしやすのも魅力。ちょっとした手土産に、カジュアルな価格のスパークリングワインをチョイス、なんていうのもオトナならではのお作法かも!?
お店でのチェックポイントはココ
ワインは、高温多湿の場所や直射日光が苦手。保存場所によって、味が変わってしまいます。
保管に気を遣っているお店がほとんどですが、太陽がサンサンと照っている店先にずっと並んでいるワインは要注意かも。
1,000円以下のデイリーワインをおうちでおいしく飲むコツ♪

白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインは、ちゃんと冷やして飲むことが大切。
冷蔵庫に3~4時間入れておくことが目安です。特に赤ワインの場合は、大きめのグラスに注いでグラスを軽く回すと、香りや風味がふわっと広がって、おいしさが引き立ちます。
大ぶりのワイングラスを1つ用意しておけば、お手頃価格のワインでも味わいが数段アップ。いつでもセレブ気分にひたれます♪
