COLUMN ワインを楽しむコツ
捨てるのはちょっと待って! 飲み残したワインを味わい尽くそう

飲み切れなかったワインが冷蔵庫に入ったまま・・・。そんな経験ありませんか? 今回は、『余ったワインのおいしい活用法』をご紹介。最後の1滴まで味わい尽くしましょう!
おいしく飲める期間と保存のしかた
おいしさを長く保つには、保存方法がカギ。なるべく空気に触れさせず、しっかり栓をして冷蔵庫に入れておけば、だいたい1週間はおいしくいただけます。
コルク栓のボトルに少しだけ残ったワインは、小さめのスクリューキャップ付きの空き瓶に入れ替えてもよいでしょう。開け閉めしやすく、場所もとらないのでとっても便利です♪
余ったワインで料理の味がランクアップ!
余ったワインの活用法として王道なのは、料理に使うこと! 赤・白ワインそれぞれの特徴を知れば、"ワイン蒸し"や"ワイン煮込み"以外にも使い道が広がります。ワインを使いこなして、料理の味をちょっとランクアップさせちゃいましょう。
赤ワイン
料理やソースに加えると、甘み、苦み、コクなど、濃厚で複雑な味わいにしてくれるのが赤ワイン。醤油の香ばしさとも相性が良いので、和食の隠し味に加えるのも奥の手として有効です。また、肉の臭みをやわらげ、素材を柔らかくする効果も。ソース系など、濃い色の料理には赤ワインを選ぶと仕上がりがきれいです。
白ワイン
白ワインでは、魚や豚肉、鶏肉の下ごしらえに使うと、赤ワイン同様に臭みをやわらげ、素材を柔らかく仕上げる効果が期待できます。調味料として使う場合は、白ワイン特有の酸味を生かして、コンソメスープやトマト系ソースに使うのがおすすめ。さっぱりと仕上げたい料理や、さわやかでフレッシュな風味を出したい料理に加えるとよいでしょう。
余ったときのおすすめレシピ
赤ワインソースの煮込みハンバーグ

誰もが大好きな、不動の人気メニュー"ハンバーグ"を赤ワインでランクアップ!
赤ワインとデミグラスソースを合わせて、ハンバーグを煮込んじゃいましょう!
ハンバーグの生地にもワインを入れることで肉の臭みが和らぎ、ふんわりジューシーな仕上がりに!
作り方
- ハンバーグを作る。玉ねぎをみじん切りにし、サラダ油で炒め、冷ましておく。
食パンは牛乳に浸して、ちぎる。 - 合挽き肉に1と卵、赤ワイン、塩・コショウを加えてよくこねる。
- 2を4等分にして成形し、両面を焼く。
(完全に火が通らなくても後で煮込むので、両面が焼ければOK) - ソースを作る。しめじとまいたけは小房に分ける。えのきは長さを半分に切り、ほぐしておく。マッシュルームは薄切りにする。
- 鍋にサラダ油を敷いて4を炒める。
- 5にデミグラスソースと赤ワイン、水、コンソメを加えて煮る。
- 最後に3を加えて、さらに煮込む。
材料(4人分)
<ハンバーグ>
- 玉ねぎ:中1個(200g)
- サラダ油:12g
- 食パン:50g
- 牛乳:45cc
- 合挽き肉:320g
- 赤ワイン:20cc
- 卵:1個
- 塩・コショウ:適量
<ソース>
- しめじ:80g
- まいたけ:80g
- えのき:80g
- マッシュルーム:50g
- サラダ油:12g
- デミグラスソース:300g
- 赤ワイン:100cc
- 水:50cc
- コンソメ:4g
- 塩・コショウ:適量
夏にぴったり! 簡単サングリア

もっと手軽に活用したいという人におすすめなのが、ワインを使ったカクテル"サングリア"。作り方はとってもカンタン! 余ったワインと同量のオレンジジュースを1:1で混ぜ合わせるだけです。お好みでカットしたフルーツを加えれば、夏にぴったりのおしゃれカクテルに大変身。ちょっとしたホームパーティに出しても、"余りもの"だなんて誰も気づきません♪
