KNOWLEDGE これでバッチリ! ワインの基礎知識
はじめてのワイングラス
ワインを存分に楽しむためには、グラス選びが重要です。ここでは、ワイングラスの選び方をご紹介します。
グラスのタイプ
それぞれのワインにあった形が、香りと味を引き立たせてくれます。

赤ワイン
ボウルの部分が大きいものを選びましょう。
渋味がしっかりしているワインなら口のすぼまりが緩やかなもの、酸味がしっかりしているワインなら口がすぼまったものがおススメ。
白ワイン・ロゼワイン
冷やして楽しみたい白ワイン・ロゼワインは、ボウルの部分が中程度のものを選びましょう。
脚(ステム)が長いほうが、手の温度がワインに伝わりにくくなります。
スパークリングワイン
フルート型
細長い「フルート型」は、泡立ちがとても美しく、香りも持続しやすいのが特徴です。
スパークリングワインをよく飲むなら、このタイプを揃えておくと良いでしょう。
クープ型
結婚式などで使われるのが、カクテルグラスのような形の「クープ型」。
底が浅くて飲み口が広く、頭を上げずに飲めるので、女性の喉もとを美しく見せることができます。
泡切れが良く、短い時間で注ぐことができ、積み重ねてシャンパンタワーにするのもこのタイプです。
グラス選びのポイント
いわゆる「ワイングラスらしいワイングラス」を選ぶなら、次の3点がポイント。
ここさえしっかりと押さえれば、ワインは十分に楽しめます。

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すぼまった口 グラスの中に香りがこもりやすいため、飲み口がすぼまった形がベター。 |
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無色透明 ワインの色がよくわかる、透明なものを選択しましょう。 |
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脚(ステム)がついている 脚(ステム)がついているタイプなら、手の温度がワインに伝わりにくくなります。 |
グラスによる味わいの違い
次の4つのポイントで味わいが変化します。グラス選びの基本として覚えておきましょう。

香りの広がり
グラスの飲み口部分の形で、香りの広がり方に違いがあります。

空気との接触
注がれたワインの表面積で、空気との触れ方が異なります。スパークリングワインの場合は、泡の抜け方にも違いが出ます。

温度の変化
ボウル全体の大きさによって、温度の上がるスピードが変わります。冷やして楽しむワインは、小さめのグラスを使いましょう。

口への広がり
飲み口の大きさや角度によって、口の中でのワインの感じ方が変化します。
タンブラーグラスでも楽しめる

「ひとり暮らしでグラスばかりあっても収納に困る」「ワイン以外のお酒も楽しみたい」そんなときは、タンブラーグラスやロックグラスなどの、いわゆるガラスコップでもOK。
ワインの色が分かるように無色透明がおススメです。
このタイプのグラスがあれば、氷を入れたグラスにワインを注ぐ「ロックワイン」も楽しめます。また、耐熱グラスなら「ホットワイン」も楽しめて、一挙両得どころか一挙三得です。



