KNOWLEDGE これでバッチリ! ワインの基礎知識
ワインの美味しい温度
ワインの味わいは温度によって変わることを知っていますか? ワインには、その魅力が最大限に発揮される温度があります。ここではワインが美味しい温度の見極めについて学びましょう。
温度による味わいの違い
温度によりワインの味わいは変化します。美味しい温度の参考にしてみてください。

赤ワインの飲み頃温度
フルボディ(重口)は、冷やしすぎるとタンニン分から来る渋味が強調され、ワインの持つ本来の味わいを感じにくくなります。温度が高いほど渋味がまろやかに感じられるため、常温に近い方が良いとされています。
ライトボディ(軽口)は、少し冷やすと口当たりが良く、引き締まった味わいになります。


| 氷水で冷やす場合 |
|---|
| 5分 |
| 家庭用冷蔵庫で冷やす場合 |
| 0.5〜1時間 |
白ワインの飲み頃温度
冷やしすぎるとワインの持つ本来の味わいが感じにくくなります。逆に温度が高いほど香りが豊かに。
甘口に関しては、温度が低いほど甘味がサッパリと感じられます。


| 氷水で冷やす場合 |
|---|
| 20分 |
| 家庭用冷蔵庫で冷やす場合 |
| 3〜4時間 |
ロゼワインの飲み頃温度
辛口のロゼワインは冷やしてスッキリと、甘口のロゼワインはさらに冷やした方が、甘みが残り過ぎず美味しく感じられます。


| 氷水で冷やす場合 |
|---|
| 20分 |
| 家庭用冷蔵庫で冷やす場合 |
| 3〜4時間 |
スパークリングワインの飲み頃温度
スパークリングワインは、基本的にはしっかり冷やして楽しみましょう。
複雑味のあるタイプは、少しだけ高めの温度の方が美味しく感じられることもあります。


| 氷水で冷やす場合 |
|---|
| 20〜30分 |
| 家庭用冷蔵庫で冷やす場合 |
| 4〜5時間 |
ロックワイン&ホットワイン
ワインの美味しい温度について解説してきましたが、もっとカジュアルにワインを楽しみたいという方には、氷を入れたグラスにワインを注ぐ「ロックワイン」、温めたワインに好みでハチミツや砂糖を加える「ホットワイン」といった飲み方がおススメです。気軽に美味しく楽しめるので、ぜひ試してみてください。
ロックワイン

ロックワイン
氷を入れたグラスにワインを注ぐだけ。ソーダ水で割ってスプリッツァにしても◎。見た目も涼やかで、夏場にはもってこいの飲み方です。
ホットワイン

ホットワイン
耐熱カップにワインを注ぎ、電子レンジで1分加熱。好みで甘味や香辛料(シナモンスティック、オレンジピールなど)を加えましょう。ヨーロッパでは一般的な冬の飲み方です。
