- 1997年以来、220ha以上に及ぶドメーヌ全体で、20年以来ビオディナミ農法を実施しています。
- 「ドメーヌ・カズ」が「ビオディナミ」栽培を始めたのは、環境保護への使命感からでも商業的な目的からでもなく、
「土壌を表現し、永続する生きたテロワールで自然と共に働く」ために農業従事者の良識に頼ったからに他なりません。
- ビオディナミ
- オーガニック
- 減農薬栽培
- ビオディナミ(Biodynamie)とは
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ビオディナミは、オーガニックの一種。
土壌のエネルギーと自然界に存在する要素の力を引き上げ、
ブドウの生命力を高める、さらに踏み込んだオーガニック農法です。 -
1924年にオーストリアの思想家ルドルフ・シュナイダーが提唱した
「自然な環境で土壌と植物を保全し、価値を与える取り組み」から設立した農法です。
ビオディナミ農法では、ブドウ畑を生きた生命体として捉えます。
ビオディナミは、生命体の統一性、バランス、抵抗力を高め、大地、空、地球、生態系の間に
調和のとれた生命条件を創り出すことを目的としています。
また、ビオディナミは自然にブドウ樹の抵抗力を高めます。ブドウ樹は、それぞれの環境に
応じて病害や天候条件に対応することができるようになります。
ビオディナミ農法の効果は、生命と有機物質に満ち溢れて耕しやすい
黒ボク土となった土壌に表れ、乾燥への対応も容易となります。
- ビオディナミの原則
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ビオディナミは、プレバラシオン、活性化、自然のリズムの尊重、ブドウ畑に
生息する生命体の維持、といった4つの大原則を尊重する有機農法の原則を
全て尊重しています。
- POINT
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・有機農法(化学肥料、除草剤、農業、殺虫剤の使用不可)
・亜硫酸塩添加の制限(EUのオーガニック規定よりも厳格)
・天然由来のプレパラシオン(調合材)を使用
・天体カレンダーの使用

- オーガニック(Organic)
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オーガニックとは有機と同じ意味です。
化学肥料や薬剤、遺伝子組み換え技術などに頼らない農法。
EUの規定では、有機栽培に転換後3年を経てやっと、
“有機栽培のブドウで造られたワイン”と表示することができます。 
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IFORM(国際有機農業運動連盟)では、
オーガニックの原則として「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4つを掲げています。
- POINT
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・化学的に合成された肥料を使わない(自然由来の肥料を用いる)
・農薬や除草剤などの化学物質を使わない
・遺伝子組み換え技術を使わない

- 減農薬栽培(Viticulture raisonnée)
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薬剤散布を最低限に抑えよう!という動き。
環境を保全し、農業の継続性を保証しようという考え方は、
有機栽培と同じだが、それぞれの国が独自の規定を設けており、
EUレベルの統一規定はない。

