ゴンザレス・ビアス社の歴史
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現在世界で最も有名なシェリー・メーカーであるゴンザレス・ビアス社は、1835年当時若干23歳だったマヌエル・マリア・ゴンザレス・アンヘル氏によって創業されました。
シェリーの利き酒の名手であり、「ティオ・ペペ」の名前の由来ともなった彼の叔父・ドン・ホセ・アンヘル・デ・ラ・ペニャ氏の助力のもと、自分のシェリーを造って輸出するためのボデガ(酒倉)を購入したのが、その始まりでした。初年度の輸出量は樽にして10樽程度のものでした。しかし、わずか3年後には819樽にまでその業績を伸ばします。
早くもヘレス一のメーカーに、そして世界一へ
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その後イギリスのワイン販売代理業者ロバート・ブレイク・ビアス氏を共同経営者に迎えて事業は飛躍的に拡大。
社名も現在のゴンザレス・ビアスと改め、1862年には、女王イザベル2世がヘレスの町を訪問した際、王室御用達のメーカーとして「王家承認」を受けました。1870年頃には、早くも貯蔵庫に1万を超えるワイン樽を備え、へレスの町いちばんのシェリー・メーカーとして揺るぎない地位を確立しています。 
銘醸地リオハへ進出、スティルワインの生産も本格的に
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1982年、ゴンザレス・ビアス社はスペイン随一のスティルワインの銘醸地リオハへ進出。
良質なワイン造りに定評があった新鋭のワイナリー、ボデガス・ベロニア社を傘下に収め、シェリーばかりでなく、スティルワインの生産も本格的に手掛けるようになりました。 -
現在、そして未来へ
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このようにして世界的に有名となったゴンザレス・ビアス社のボデガには、日本の皇室や各国の王室、チャーチル元英首相、F1レーサーのアイルトン・セナなど、そうそうたる人物が訪れており、彼らがサインをした数々の記念樽が保存されています。
ゴンザレスビアス社の歴史と挑戦は、まだまだ続いていきます。 




