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旅の取材記
ひとつまみの塩で飽きのこないおいしさに。

地元で人気のあるヌードル店を営むウィーお母さんが作ってくれたイチゴのローイゲーオは、下ごしらえにカットしたイチゴを塩を加えたぬるま湯に軽くくぐらせるというもの。煮立てたお湯に砂糖を加え、焦がさないよう丁寧にかきまぜながら作られたシロップにも、最後にひとつまみの塩が入れられていました。
口あたりはさっぱりとしながらも、ほんのりと効いた塩によって飽きのこない味となったローイゲーオは、 何杯でもおかわりできそうなおいしさ。
そして暑い国タイならではの知恵として、塩が重宝されているようにも思えました。

一般的なローイゲーオレシピ
<材料>
水 800cc グラニュー糖 400g 塩 小さじ2杯 旬の果物 適量

<作り方>
(1)鍋でお湯を沸かし、グラニュー糖と塩でシロップを作ります。焦げないように、丁寧に混ぜるのがポイント。香りづけとともに、毒消しや消化促進の役割もある『バイトゥーイ』という葉を、お湯を沸かす際に数枚入れることもあります。

(2)季節のフルーツに、塩をまぶして、甘さを引きたてます。20分くらいそのままなじませたら、ガラスの器に盛り付けます。(1)で作ったシロップをかけて、最後にクラッシュドアイスをのせればできあがり。

塩で引き出される、果物のおいしさ。

素材の風味をいかした味が特徴という北部タイ料理を中心に仕出し業を営んでいるターお母さんが作ってくれたのは、
ジャスミンの香りがするローイゲーオ。お砂糖と塩をまぶして一晩寝かせた果物を器に入れ、ジャスミンの花を一晩浸して香りをうつした水に手作りのシロップを加えたベースを注ぎ、最後に氷を浮かべて、できあがりです。

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