ワインのおいしい未来をつくる。 Mercian

ROBERT MONDAVI WINERY ロバート・モンダヴィ ワイナリー

HISTORY
歴史的な取り組み

1966 ワイナリーの創立と建築デザイン

ロバート・モンダヴィにとってワイナリーの建設は、最高のワインを醸造する場所であると同時に、訪問者をもてなす場所であり、ワインと食事、音楽と芸術を楽しむ場所を生み出すことでした。ワイナリーのデザインは、建築家クリフ・メイによって行われ、ナパという土地がスペインからの伝道師たちの活動に大きな影響を与えられていることから、その歴史に敬意を払い、伝道所の建築様式「ミッション・スタイル」を用い、大きな塔とアーチが採用されました。タワーとアーチの左右は、それぞれ「もてなしの場所」「ワイン醸造の場所」と分けられ、ナパに注ぐ光と風をいたるところに感じる、優雅で素朴なワイナリーが生まれました。

1968 フュメ・ブランのコンセプト

ロバート・モンダヴィは樽熟成させた辛口ソーヴィニヨン・ブランを、フランスのロワール地方で呼ばれているブラン・フュメをヒントにフュメ・ブランという名前で売り出し、ソーヴィニヨン・ブランで造られたワインの人気を高めました。ロバート・モンダヴィは、この品種をアメリカに広く認知させた促進者として知られています。ト・カロン畑の一角「アイ・ブロック」と呼ばれる区画にある最も樹齢の古いソーヴィニヨン・ブランは、1945年に植えられたもの。収量は非常に少ない貴重なぶどうですが、類稀なる魅力を発揮しています。

1969 ワイナリーツアーの開始

ロバート・モンダヴィは、アメリカにワイン文化を根付かせるため、ワイナリー設立直後から、一般の消費者向けのツアーやテイスティングを提供してきました。専門のワイン・エデュケイターが丁寧に説明することで、ワインの知識と楽しみ方を伝承していくことを目的としています。風光明媚なナパの畑の見学や、美しいセラーを堪能するツアーは、現在も一般に開放しています。

ツアーの詳細・ご予約は
ロバート・モンダヴィ・ワイナリーへお問い合わせください。
Robert Mondavi Winery
電話 +1(アメリカ国番号)-888-766-6328
※ご案内及びツアーは英語です。

1976, 1983 グレートシェフプログラム

マーグリット・モンダヴィについて

ワイナリーが主催するクッキング・プログラムとしては全米初の試みであった「グレート・シェフ」プログラムは、1976年にスタート。これまでジュリア・チャイルド、ポール・ポキューズ、ポール・ポリュドム、アリス・ウォーターズ、ジャン&ピエール・トロワグロ、ジョエル・ロブションなど有名シェフを招いて行われています。当初はフランスの一流シェフでスタートしましたが、1983年にはアメリカ人シェフのプログラムも開始。1986年には両プログラムを統合して行われるようになりました。この料理教室は、地元でとれた新鮮な旬の食材やワイナリーの有機菜園でとれた食材を使って料理を作り、同時にそのワインに一番合うワインはどれかとディスカッション──さらに食器やリネン類から食卓のコーディネートまで講習するというもので、当プログラムは、全米の主要ワイン市場へも広がりました。このコーディネートを担当したのが、ロバート・モンダヴィ氏の愛妻であり、スイス生まれで一流の教養とマナーを身につけているマーグリット・モンダヴィ。彼女の洗練されたセンスと才覚は、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーの名声を高める数々のプロジェクトに生かされています。

マーグリット・モンダヴィについて

1979 オーパス・ワン

1979年、ロバート・モンダヴィ家とシャトー・ムートンのロートシルト家が提携。カリフォルニアとボルドーを代表する銘醸ワイナリーのワイン哲学が見事に融合した、ボルドースタイルのワインが誕生しました。ぶどう畑から瓶詰めまで細心の注意をはらって育てられ、最高級のワインを造るという両家の公約を実現。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にした、エレガントで複雑な香りと深みのあるコクを醸し出しています。カリフォルニアワインの名声に拍車をかけた、世界に誇る銘品となっています。

2001 ト・カロン・プロジェクト

1999年1月に着工、2001年に竣工したロバート・モンダヴィ・ワイナリーの改修事業で、総工費2800万ドルをかけた大規模プロジェクト。このプロジェクトでは、過去を見直し、伝統的なフレンチ・オーク製の発酵タンクに、重力を利用したグラヴィティ・フローを導入、贅沢なウルトラプレミアムワインの生産が可能になりました。これ以前に10年間をかけて行われた大がかりなぶどう畑への投資努力に続き、そこで生まれる最高級のぶどうに対応できる最高品質のワイン生産がト・カロン・プロジェクトにより実現したのです。

2010 ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー受賞

ロバート・モンダヴィ・ワイナリーで醸造責任者を務めているジャンヴィエーヴ・ジャンセンズが2010年、Wine Enthusiast誌のワイン・スター・アワードにて、「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に輝きました。彼女は1978年にロバート・モンダヴィ・ワイナリーにアシスタントとしてワインメイキングに従事、その後、オーパス・ワンワイナリーで10年間醸造責任者を務めた後、1997年に再びモンダヴィワイナリーへ戻り、今日まで醸造責任者を務めています。ファースト・ヴィンテージより90ポイント以上の評価を約40年に渡り獲得し続けているフラッグシップワイン「ロバート・モンダヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーブ」などト・カロンセラーで造られるワインは彼女の長年の経験とセンスが生み出す芸術と言えます。

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