ビールの基本
BEER STYLE NOTE
バーレイワイン
Point1

「麦のワイン」の名を冠した、300年の歴史を持つ大麦ビール。
アルコール度数の高いエールを作る。そんな目的から作られたのがバーレイワインです。大麦(バーレイ)で作る酒(ワイン)の意味ですが、この名が広まったのは20世紀に入ってから。以前は「オールドエール」「ストロングエール」「ストックエール」などと呼ばれていました。アルコール度数を上げるためには長期発酵と長期熟成が必要です。そのため、このビールは最も糖度の高い一番麦汁だけを使って作られていました。

Point2

じっくりと熟成された、濃厚な風味を楽しめる。
バーレイワインの特徴にアルコール度数の高さがあります。多くのビールが5%前後ですが、バーレイワインは8〜12%。まさにワインに匹敵します。また、熟成期間も長く、通常のエールは数日~2週間程度ですが、バーレイワインは半年以上。さらに、濃厚なボディに負けないよう、麦芽もホップもたっぷりと使います。そしてじっくりと熟成される過程で木樽の香りが移り、複雑な風味を作り出します。

Point3

熟成香を愉しむためのグラスは、豊かな風味を最後の一滴まで楽しんで。
バーレイワインはあまり冷やさずに飲むのが特徴です。日本でおなじみの冷やす飲み方とは違い、グラスを手で暖めながら、ゆっくりと味わいます。その飲み方に適した形なのがチューリップグラス。縁いっぱいまでビールを注ぐようなことはせず、グラスの半分程度にとどめて一口、一口味わうように飲みたいものです。バーレイワインは瓶内で熟成され味が変わるので、数年寝かせて円熟を愉しむこともできます。

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