ビールの基本
BEER STYLE NOTE
スコッチエール
Point1

ウイスキーじゃない!ビールの「スコッチ」
スコットランドのエディンバラで生まれた、スコッチエール。ほかのエールと比べて低温で発酵させて造られています。アルコール度数が高く、モルトの存在感が特徴的です。もともと、強いビールを好むベルギーへの輸出用に開発されたスタイルで、ベルギーでは「スコッチ」というと、ウイスキーではなくこのエールを指すといいます。

Point2

スコッチエールとスコティッシュエール。混同する? 双子のようなビール。
スコッチエールとは別に、国内で多く飲まれている「スコティッシュエール」というスタイルがあります。スコッチエールよりもアルコール度数は低く、度数ごとにそれぞれ60、70、80シリングなどと分類されます。「シリング」は貨幣の古い単位ですが、昔はアルコール度数やモルトの使用量によって値段が違っていたために、そのまま呼び名として使われるようになったといわれています。強いエールほど値段が高かったので、スコッチエールは「90シリングビール」とも呼ばれています。

Point3

スコットランドにぴったりのビール?カラメル風味、ほんのり甘いモルトの香り!
ホップの風味は弱く、モルトの存在を強く感じるスコッチエールやスコティッシュエール。かつて、スコットランドではホップが自生しておらず、輸入に頼り高級品であったためにホップを抑えて造られた、ともいわれています。そのためモルトが特徴的に表れ、カラメルのような甘みが感じられます。濃厚なモルトの香りが際立ち、ひと口飲むと寒いスコットランドが思い浮かぶようなビールです。

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