ビールの基本
BEER STYLE NOTE
ポーター
Point1

イギリスで生まれた、「古くて新しい」黒いビール。
酸味の出たブラウンエールに若いブラウンエール、そしてペールエールをブレンドしたものが、ポーターの起源だったと言われています。1840年代まで「エクストラ・スペリオール・ポーター」と名乗っていたビールは、その後「エキストラ・スタウト」と名前を変えます。スタウトは、このポーターが前身でした。20世紀に一度、廃れてしまいましたが、近年復活した古くて新しいビールです。

Point2

語源は「荷運び人」?英国中で飲まれる国民ビールだった。
「ポーター(Porter)」とは港湾の荷運び人のことです。ロンドンに到着した物品を市内各所に配達していたポーターが好んで飲んだことで、この名がついたという説があります。また、ビール樽が到着すると「ポーター!(運んできたよ!)」と叫んだから、という説も。その語源は諸説ありますが、18世紀のイギリスで爆発的な人気を博し、ビール醸造業を一大産業へと躍進させる原動力となりました。

Point3

少しぬるめで香りを愉しむ。ゆっくり味わうのがポーター流!
ポーターは、芳醇でコクがあるのが特徴です。こうしたビールはちびちびと味わうようにして飲むのが正解です。そしてアルコール度数の高いビール、色の濃いビールはあまり冷やさない。ポーターを美味しく飲むには、エールで用いられるパイントグラスや、そのちょうど半分量のハーフパイントグラスがおすすめ。ポーターの適温は、ひんやり涼しい12〜14℃くらい。温度が高い分、ローストしたモルトの、ココアにも似たフレーバーやほのかな甘みが引き立ちます。

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