ビールの基本
BEER STYLE NOTE
ジャーマン・ピルスナー
Point1

チェコ発祥のボヘミアン・ピルスナーがお手本!ドイツで生まれたジャーマン・ピルスナー。
チェコ発祥のボヘミアン・ピルスナーがドイツに広がると、ジャーマン・ピルスナーと呼ばれるようになりました。同じ製法で醸造しても、色味や味わいの違うビールが出来たことから、「チェコの(ボヘミアン)」と「ドイツの(ジャーマン)」が区別されたのです。余談ですが、そもそもチェコに醸造製法(下面発酵)をもたらしボヘミアン・ピルスナーをつくったのが、ドイツの技師ヨーゼフ・グロルだったことから、ピルスナーは、ドイツに逆輸入されたともいわれています。

Point2

すっきり、クリスピーな味わい!日本で一番親しみのあるビールが、このスタイルです。
ジャーマン・ピルスナーは、ボヘミアン・ピルスナーよりもすっきりクリスピーな味わいで、色味も少し薄いのが特徴的です。同じ醸造製法にも関わらず差ができたのは、水質の違いに原因があります(詳細は、「ボヘミアン・ピルスナー」ポイント2参照)。日本の大手ビール会社でつくられているラガー系ビールは、ジャーマン・ピルスナーがお手本とされていることから、私たちにとって一番親しみのあるビールが、このスタイルなのです。

Point3

注ぎこむ落差で、キメ細やかな泡が踊る!縦長でまっすぐな、フルート型グラスがおすすめです。
ジャーマン・ピルスナーの魅力を引き立てるには、専用のピルスナーグラスもありますが、フルート型グラスもおすすめです。通常のグラスに比べて細くて高さがあるので、グラスにビールを注ぐと、キメ細やかな泡が生まれてアロマが泡下から立ち上ります。細身のグラスが映しだす明るい黄金色も、気分を高めてくれますね。

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