試合詳細レポート

2026

東京/国立競技場 2026.5.31

日本代表

1

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アイスランド代表

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前 半

後 半

東京/国立競技場 2026.5.31

日本代表

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1

アイスランド代表

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前 半

後 半

後半終了間際に決勝弾!! いざ世界最高峰の舞台へ

今試合限定招集の吉田麻也を全員で送り出す

決戦へ向かう準備は整った。

2026年初の国内での試合となる『キリンチャレンジカップ2026 ひとつになるから強くなる。』が、5月31日に国立競技場(東京都)で開催された。19時25分キックオフのナイトゲームで、SAMURAI BLUE(日本代表)はアイスランド代表と対峙した。同国との対戦は、12年2月の『キリンチャレンジカップ2012』以来となる。

森保一監督はこの試合で、チームの基本フォーメーションとする3-4-2-1を採用した。GKは鈴木彩艶(パルマ・カルチョ/イタリア)で、3バックは右から冨安健洋(アヤックス/オランダ)、吉田麻也(LAギャラクシー/アメリカ)、板倉滉(アヤックス/オランダ)が構成する。吉田は22年12月以来、冨安は24年6月以来の国際Aマッチとなる。

ダブルボランチには遠藤航(リバプール/イングランド)と田中碧(リーズ・ユナイテッド/イングランド)が並ぶ。右ウイングバックには堂安律(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)、左ウイングバックには中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)が指名された。

2シャドーは右に久保建英(レアル・ソシエダード/スペイン)、左に伊東純也(KRCゲンク/ベルギー)が立つ。1トップは25-26シーズンのエールディビジ得点王・上田綺世(フェイエノールト/オランダ)だ。

日本は序盤からボールを保持する。6分、敵陣での攻から守への切り替わりで、吉田が即時奪回に成功する。その流れで伊東が上田とのパス交換から右足を振った。

8分には中村が久保との連携でペナルティエリア内左へ侵入し、シュート性のクロスを入れる。これが左ポストをかすめた。

14分、この試合限定で招集された吉田が、交代で退く。両チームの出場選手と控え選手がセンターライン付近に花道を作り、吉田はハイタッチをしながら通り抜けた。両チームの選手とスタッフ、それにスタンドから大きな拍手が降り注ぎ、背番号22はピッチに深々と一礼してベンチへ下がった。

吉田に代わって伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)が入り、3バックは右から冨安、板倉、伊藤の並びになる。吉田が巻いていたキャプテンマークは、遠藤が引き継いだ。

アイスランドは5-4-1の守備ブロックを敷き、アタッキングサードでスペースを見つけるのは難しい。日本は遠藤が3バックの間へ下りたり、田中がポジションを変えたり、伊藤や冨安が敵陣でビルドアップに関わったりしながら、得点のきっかけを探っていく。

36分、久保がペナルティエリア外から左足で狙うと、枠をとらえた一撃がGKを襲った。38分には堂安のパスを受けた久保が、右サイドから縦へ抜け出してクロスを入れる。これを中村がヘディングで合わせたが、相手GKに弾き出された。

その後も日本は相手ゴールへ迫る。39分、田中がペナルティエリア外から右足ミドルを放つ。45+3分には久保、伊東、中村が関わって左サイドを崩し、ゴール前へクロスが入る。これを冨安が右足ボレーで合わせたが、惜しくもゴール正面を突いた。

敵陣で試合を進める時間が長かったなかで、アイスランドに際どいシュートを浴びる場面もあった。44分にはクリアボールを拾った相手選手のシュートを、GK鈴木が安定感のあるセーブで弾き出す。直前に相手のパスを連続してクリアした伊藤の対応も見事だった。

交代出場の選手が決勝点に絡む!!!!

この試合では11人まで交代が認められている。森保監督は後半開始とともに、4人の選手を投入した。遠藤から瀬古歩夢(ル・アーヴルAC/フランス)、上田から小川航基(NECナイメヘン/オランダ)、伊東から長友佑都(FC東京)、堂安から菅原由勢(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)である。DF登録の瀬古は、所属クラブでプレータイムを得たボランチに立つ。小川は1トップで、長友は左ウイングバック、菅原は右ウイングバックに入る。前半は左ウイングバックだった中村が、左シャドーへスライドした。遠藤に代わって板倉が、主将の腕章を巻く。

後半はセットプレーからも相手ゴールに迫った。50分、菅原の左CKをファーサイドの板倉が右足で合わせる。GKに弾かれたボールが相手選手の腕に当たったように見えたが、PKとはならなかった。

55分、右サイド深くから菅原がゴール前へクロスを供給する。ここに走り込んでいたのは長友だ。右足ボレーで枠内へ持っていった。

63分には決定的なシーンを作り出す。瀬古がゴール前の小川へラストパスを通す。小川は目の前のDFに当たらない軌道でゴール右を狙うが、ボールはわずかに枠を逸れた。

73分、森保監督が再び動く。板倉と渡辺剛(フェイエノールト/オランダ)、中村と塩貝健人(VfLヴォルフスブルク/ドイツ)、田中と後藤啓介(シントトロイデンVV/ベルギー)が、それぞれ交代する。ボランチをひとり減らし、前線の人数を増やした。

83分にも谷口彰悟(シントトロイデンVV/ベルギー)、佐野海舟(マインツ05/ドイツ)、早川友基(鹿島アントラーズ)が投入され、冨安、久保、鈴木が退く。6万2千人を超える大観衆の声援を受け、日本はアイスランドのゴールへ迫る。

待望の瞬間は、87分に訪れた。敵陣で焦れずにボールを動かす日本は、谷口が右サイドへ展開する。パスを受けた菅原は左足から右足へ持ち変ええ、ゴール前へクロスを入れる。塩貝、小川、後藤がゴール前へ飛び込んでいたが、DFの間に身体をねじ込んだ小川が得意のヘディングで合わせる。これが左ポストを叩いてゴールに吸い込まれた。

残り時間はわずかである。それでも、最後まで緊迫感は途切れない。アイスランドがCKから日本ゴールに襲いかかってくるが、谷口、渡辺、伊藤の3バックを中心に集中力を保つ。GK早川は、勇敢かつ適切なクロス対応を見せた。日本は1対0で終了のホイッスルを聞いたのである。

試合後には6月開幕の世界大会へ向けて、壮行セレモニーが開催された。森保監督と主将の遠藤がマイクを持ち、その力強い言葉に観衆から大きな拍手が沸き上がった。

日本の得点シーンでは、アイスランドが一時的に10人だった。選手交代に伴う新たなルールに、対応できなかったことが理由だった。スローインやゴールキックにも、5秒の時間制限が導入されている。さらには前半、後半に3分ずつの給水タイムとして、ハイドレーションブレイクも導入されている。

来たる世界大会で採用されるこうした新ルールを体感できたことも、『キリンチャレンジカップ2026 ひとつになるから強くなる。』の開催意義にあげられるだろう。

試合後の記者会見に臨んだ森保監督は、「アイスランドも良いチームで、タフな試合になり、こじ開けるのもなかなか難しく、相手のカウンターで押し込まれる場面も、ピンチもありました。こういう難しい試合を無失点に抑えながら、攻撃では焦れずに戦えた」と、チームのパフォーマンスを評価した。

そのうえで、「自分たちから崩れずに、最後に得点を奪って勝ちに持っていく予行演習になった」と話した。「まだまだ上げていかなければいけない部分があります。コンディション、戦術の部分を、与えられた時間の中でしっかりと準備をしたい」と、熱い口調で語った。

4年間の思いを胸に、森保監督と26人の選手たちは決戦へ向かう。


[文: 戸塚啓]
※本文中の選手名やチーム名の表記、時間などは、日本サッカー協会様の発表に準じています。

試合データ

■5月31日 東京/国立競技場
日本代表 [1-0] アイスランド代表

日本代表選手集合写真
  • 日本代表選手集合写真

写真提供/©JFA 2026年5月31日キリンチャレンジカップ2026 対アイスランド代表戦 先発メンバー

<代表監督>森保 一

<出場選手>

■5月31日 東京/国立競技場
日本代表 (0)1 <小川航基>
 アイスランド代表 (0)0   
日本
GK 鈴木彩艶(早川)
DF 吉田(伊藤洋輝) 板倉(渡辺) 冨安(谷口)
MF/FW 遠藤(瀬古) 伊東(長友) 堂安(菅原) 上田(小川) 田中(後藤) 中村(塩貝) 
久保(佐野)
アイスランド
GK ハコン・ラプン・バルディマルソン
DF ホルドゥル・ビョルグビン・マグヌソン(ステファン・インギ・シグルダルソン)
ダニエル・レオ・グレタルソン(ヒョルトゥル・ヘルマンソン)
ダーグル・ダン・ソルハルソン ロイ・トマソン ミカエル・エイル・エルレルトソン
MF/FW ステファン・テイトゥル・ソルダルソン
アンドリ・ファンナル・バルドゥルソン(アロン・エイナル・グンナルソン)
クリスティアン・ノックビ・ヒリンソン(イサク・スナエル・ソルバルドソン)
ギスリ・ゴッツカルク・ソルダルソン(ウィルム・ソル・ウィルムソン)
ブリンヨルフル・ウィルムソン(ベノニー・ブレキ・アンドレソン)

*月日/場所
 国名(前半得点)総得点<得点者>
*メンバー(交代メンバー)

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