
スリランカの農園と歩む、「午後の紅茶」の未来への取り組み
キリンの「午後の紅茶」は、スリランカ産の紅茶葉に支えられています。1986年に日本初(※1)のペットボトル入り本格紅茶として誕生し、発売当初から今まで、スリランカ産の紅茶葉を使用し続けてきました。
-
※1株式会社食品マーケティング研究所調べ
日本に輸入されている紅茶葉(※2)の約4割(※3)はスリランカ産で、そのうち約2割(※4)が「キリン 午後の紅茶」に使用されています。
-
※2〜42024年キリンビバレッジ調べ
紅茶を楽しむことが、持続可能な未来につながる。キリンは、紅茶農園支援や教育支援を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。「午後の紅茶」は、スリランカの自然と人々の努力によって支えられ、未来への一歩を支える存在であり続けます。
持続可能な農業を実現するために。「レインフォレスト・アライアンス認証」の取得支援

キリンは、2007年からスリランカの紅茶農園支援を行っています。主な取り組みは、農園が持続可能な方法で紅茶を生産できるようサポートすること。その一環として行っているのが、2013年からスタートした「レインフォレスト・アライアンス認証(※)」の取得支援です。
-
※自然と作り手を守りながら、持続可能な農法に取り組むと認められた農園に与えられる認証。
「レインフォレスト・アライアンス認証」は国際的な農園認証制度で、社会・経済・環境の面から持続可能性を厳しく評価され、環境や社会に配慮していることが認められることで農産物の付加価値も高まります。認証を得られた農園は収益が向上し、従業員の賃金アップ、教育や医療施設の充実にもつながるのです。
スリランカ紅茶農園が持続可能になることで、良質な茶葉が継続して生産され、おいしい午後の紅茶をお客さまに届けることができるといういい循環を生み出しています。
農園の子どもたちへの支援。本を届け、学びの環境を広げる「キリンライブラリー」

もうひとつ、キリンがスリランカの子どもたちのために行っている取り組みがあります。それが、2007年からスタートした「キリンライブラリー」です。
スリランカは北海道の約0.8倍の面積で、人口約2,216万人の国。紅茶葉の名産地は都市部から離れた山岳地域や高原地域にありますが、これらの地域には学級文庫や図書館が十分に整備されていません。そこで考えたのが、農園で働く人たちのお子さんが通う小学校に約100冊(1校あたり)の図書を寄贈することでした。
第1期(2007~2011年)は12校、第2期(2012~2016年)は109校、第3期(2017~2022年)は121校と支援を広げ、合計242校に図書を届けました。本を通じて、子どもたちの学びの機会を広げています。
子どもたちと共に未来を考える。 SDGs教育「キリンスクールチャレンジ」

このようなスリランカでの取り組みは、日本の子どもたちへ向けた取り組みにも活かされています。
持続可能な社会の実現を目指し、中高生とともに環境問題やSDGsについて考えるプログラム「キリンスクールチャレンジ」。キリンが2014年から実施しているこの取り組みでは、参加する学生自身が課題を見つけ、解決策を考え、社会に向けて発信する力を育むことの大切さを、ワークショップ形式で伝えています。
そこでテーマとして取り上げられているのが、「午後の紅茶」に関する「FSC®」や「レインフォレスト・アライアンス認証」です。グループディスカッションや発表などを通じて、自らの考えを整理し、同世代へ伝える力を養うことを目的としています。
次世代のリーダーを育てる教育プログラムであると同時に、企業として持続可能な社会の実現に貢献する大切な活動として、この取り組みを続けています。
※内容・登場社員の所属は公開当時のものです
-
※企業情報サイトのページに遷移します。