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試合詳細レポート

2014

試合結果 KIRIN CHALLENGE CUP 2014 埼玉/埼玉スタジアム2○○2 2014年5月27日(火曜日) 日本代表 対 キプロス代表 1:0

試合結果 KIRIN CHALLENGE CUP 2014 埼玉/埼玉スタジアム2○○2 2014年5月27日(火曜日) 日本代表 対 キプロス代表 1:0

いざ決戦へ!特別な意味を持つゲーム

 5月下旬の『キリンチャレンジカップ』は、4年ごとに特別な意味を持つ。世界最高峰の戦いへ向けた、壮行試合の位置づけを帯びるからだ。
 今回も例外ではない。6月に開幕する大舞台を控えて、SAMURAI BLUE(日本代表)は5月27日にキプロス代表と対峙した。ブラジルへ向かうチームにとって、国内最後の一戦である。
3月の『キリンチャレンジカップ2014』以来となる日本代表の国際試合は、ポーランドのパベル・ラチコフスキ主審のホイッスルで動き出す。日本代表が最初に相手ゴールを脅かしたのは8分だ。ダブルボランチの一角を担う遠藤保仁(ガンバ大阪)が、ペナルティエリア外から右足で狙った。16分には香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)が、同じくペナルティエリア外から右足でゴールを襲った。代表での定位置となる中盤の左サイドから、この日も香川は積極的にボールに絡んでいく。
 日本らしいコンビネーションも、徐々に発揮されていった。29分、トップ下の本田圭佑(ACミラン/イタリア)に香川、1トップの柿谷曜一朗(セレッソ大阪)がからみ、本田がフィニッシュへ結びつける。
 守備陣も機能性を発揮する。右から内田篤人(FCシャルケ04/ドイツ)、森重真人(FC東京)、今野泰幸(ガンバ大阪)、長友佑都(インテル・ミラノ/イタリア)で構成される最終ラインは、相手攻撃陣の侵入をほとんど許さない。ダブルボランチを組む遠藤と山口蛍(セレッソ大阪)との関係性も良好で、GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)の的確なコーチングも守備の安定を高めた。
 攻守が噛み合った展開で、先制点が生まれたのは必然だろう。43分だった。相手のクリアを確保した山口が、ゴール前の岡崎慎司(1.FCVマインツ05/ドイツ)へつなぐ。岡崎がワンタッチでさばくと、浮き球のパスを香川がシュートへつなげる。相手DFにブロックされた一撃を、誰よりも早く反応したのは右サイドバック内田だ。一度はシュートを阻止されるもののこぼれ球に再び反応し、埼玉スタジアム2002に歓喜を呼び込んだのだった。


期待を抱かせる内容で勝利をつかむ!

 ハーフタイムを挟んで、アルベルト・ザッケローニ監督が動く。内田から酒井宏樹(ハノーファー96/ドイツ)、今野から吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)、遠藤から長谷部誠(1.FCニュルンベルク/ドイツ)への交代である。来るべき決戦を見据えて選手の状態やチームの連携をチェックするのは、この試合の大切な目的のひとつだ。
 選手が代わっても、日本の連携はスムーズだ。後半も開始直後からチャンスを生み出す。
 50分、香川のスルーパスと柿谷の動き出しがシンクロする。ペナルティエリア内でフリーになった柿谷が、左足でシュートを放つ。しかし、飛び出したGKにブロックされ、追加点とはならなかった。
ザッケローニ監督が次に動いたのは58分だ。柿谷に代わって、大久保嘉人(セレッソ大阪)が送り出される。出場から間もない62分、大久保はミドルレンジから思い切った一撃を放つ。2012年2月の『キリンチャレンジカップ2012』以来の国際舞台に立った31歳の一撃は、攻撃のさらなる活性化をもたらす。
 64分、右シヨートコーナーから吉田がヘディングシュートを浴びせる。67分、香川の強烈な右足ミドルが相手GKを脅かす。ここから波状攻撃を仕掛け、長谷部、本田もきわどいシュートを放つ。相手守備陣の必死のブロックで追加点を奪えないが、日本の意欲的な姿勢がスタンドを沸かせる。
 69分、2列目右サイドの岡崎が下がり、清武弘嗣(1.FCニュルンベルク/ドイツ)が登場する。鋭い飛び出しで相手守備陣をかく乱してきた岡崎に対し、清武はドリブルとラストパスに特徴を持つ。選手交代のたびに異なる表情をのぞかせる日本の攻撃は、キプロスをさらに追い詰める。73分に長谷部、78分に本田が、チーム全体のパスワークからフィニッシュした。
 この試合最後の交代は79分だ。長友に代わって伊野波雅彦が起用される。センターバックを定位置とする伊野波だが、長友の左サイドバックにそのまま入る。これから起こりうる様々な状況を想定し、ザッケローニ監督はチームの柔軟性を高める選手起用をしたのだろう。
 試合は1対0で終了したが、日本は18本のシュートを放ち、キプロスにはわずか2本しか許していない。2日前までフィジカルトレーニング中心の合宿を行い、この試合にコンディションを合わせたわけではないことを考えれば、十分に評価されて内容である。
 試合後のザッケローニ監督も、「身体ではなく頭のキレを見たかった。チームはトライしてくれたし、積極的にシュートも打ったし、チャンスも作っていた」と、満足感のにじむコメントを残している。
 2010年10月の『キリンチャンレジカップ』で始動したザッケローニ監督指揮下の日本は、このキプロス戦で4年間の成長ぶりをピッチ上に記した。待ち望んだ世界との遭遇を前に、ザッケローニ監督と選手たちはチームの方向性に自信を深めたに違いない。

試合データ

■5月27日 埼玉スタジアム2○○2
日本代表 [1-0] キプロス代表

日本代表選手集合写真 説明イラスト  1) GK 川島 永嗣
 2) DF 今野 泰幸
 3) FW 柿谷 曜一朗
 4) DF 森重 真人
 5) MF 遠藤 保仁
 6) FW 本田 圭佑
 7) MF 山口 蛍
 8) DF 内田 篤人
 9) DF 長友 佑都
10) FW 岡崎 慎司
11) FW 香川 真司
  • 日本代表選手集合写真
  • 説明イラスト
  •  1) GK 川島 永嗣
     2) DF 今野 泰幸
     3) FW 柿谷 曜一朗
     4) DF 森重 真人
     5) MF 遠藤 保仁
     6) FW 本田 圭佑
     7) MF 山口 蛍
     8) DF 内田 篤人
     9) DF 長友 佑都
    10) FW 岡崎 慎司
    11) FW 香川 真司

写真提供/©Jリーグフォト

<代表監督> アルベルト ザッケローニ

<出場選手>

■5月27日/埼玉スタジアム2○○2
 
日本代表 (1) 0 <内田篤人>
キプロス代表 (0) 0
日本    
GK 川島
DF 内田(酒井) 長友(伊野波) 森重 今野(吉田)
MF 遠藤(長谷部) 山口
FW 本田 岡崎(清武) 香川 柿谷(大久保)
キプロス    
GK パノス・コンスタンティヌ
DF アンゲリス・ハラランブス  イリアス・ハラランブス(ヨルゴス・バシリウ)  ヨルゴス・メルキス  ハラランボス・キリアク(オニシフォロス・ルシアス)  マリオス・スティリアヌ
MF コンスタンティノス・マクリディス(バレンティノス・シエリス)  ビンセント・ラバンブナイル(シニシャ・ドブラシノヴィッチ)  マリオス・ニコラウ(ヨルゴス・アレスティ)
FW ネストル・ミティディス(ピエロス・ソティリウ) ヨルゴス・エフレム 

*月日/場所
 国名(前半得点)総得点<得点者>
*メンバー(交代メンバー)

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