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試合詳細レポート

2007

キリンチャレンジカップ2007
8月30日 なでしこジャパン(日本女子代表)×カナダ女子代表

  なでしこジャパンこと日本女子代表が、いよいよ臨戦態勢に入った。8月30日、国立競技場で『キリンチャレンジカップ2007〜FIFA女子ワールドカップ中国2007に向けての壮行試合』が開催され、なでしこジャパンがカナダ女子代表と対戦したのだ。
  FIFAランキング10位の日本に対して、カナダはひとつ上の9位である。170センチを越える選手をズラリと並べたカナダとのテストマッチは、FIFA女子ワールドカップ中国2007のグループリーグ初戦で激突するイングランドを想定したものだ。「カナダはヨーロッパのチームと体格、スタイルが似ているので、シミュレーションになる」と、大橋浩司監督も話していた。
  キックオフ直後に相手のCKを連続して浴びるが、ここをきっちりしのいだ日本は、次第にゲームをコントロールしていく。相手のペースに合わせず自分たちから仕掛けていくことで、決定機を作り出していくのである。
  最初にスタンドが沸いたのは11分だった。中盤に下がったFW大野忍(日テレ・ベレーザ)が、右サイドヘスルーパスを通す。スペースヘ走り込んだ右サイドバックの近賀ゆかり(日テレ・ベレーザ)は、ダイレクトでクロスを送る。ゴール前には荒川恵理子(日テレ・ベレーザ)と澤穂希(日テレ・ベレーザ)が詰めており、澤の左足がライナー性のクロスを捕らえた。しかし、至近距離からの一撃は、惜しくも相手GKに弾き出されてしまった。
  とはいえ、両チームを通じて最初のシュートを放ち、しかも決定的なチャンスを作り出したことで、日本の攻撃にはリズムが生まれた。18分には宮間あや(岡山湯郷Belle)のフリーキックから、澤がヘディングシュートを放つ。精度の高いキックを持つ宮間の技術と、チームの大黒柱である澤の得点感覚が結びついた場面だった。
  ディフェンスも安定していた。キャプテンの磯崎浩美(TASAKIペルーレFC)を軸とした4バックは、お互いが適切な距離を保ちながら、しっかりとしたブロックを形成していた。磯崎とコンビを組んだ岩清水梓(日テレ・ベレーザ)は、相手FWとのマッチアップに果敢に挑んだ。また、GK福元美穂(岡山湯郷Belle)は、DFラインの背後のスペースを的確にカバーしている。
  40分には再び国立競技場が沸き上がる。
  宮間のフリーキックに澤が飛び込む。GKの頭上を越えたボールは澤の身体に当たり、無理な態勢からクリアしようとしたDFのオウンゴールを誘った。日本、先制! しかし、オフサイドの判定で取り消されてしまった。
  後半開始とともに、大橋監督は荒川に代えて永里優季(日テレ・ベレーザ)を投入する。61分にも大野から大谷未央(TASAKIペルーレFC)、酒井輿惠(日テレ・ベレーザ)から柳田美幸(浦和レッズ・レディース)と選手交代をはかり、攻撃の新たな可能性を探っていく。
  一方のカナダも、積極的に控え選手を起用してきた。62分にはベンチに温存していたエースストライカーのシンクレアを送り込み、日本のディフェンス陣にプレッシャーをかけてくる。
  両チームともに勝負をかけた終盤は、テストマッチの枠を越えた緊張感に満ちていた。残念ながら日本が得点を奪うことはできなかったが、16本のシュートを浴びながら無失点に抑えたのは評価に値する。「カナダの高さに苦しめられた」と振り返った大橋監督も、「日本の良さは出せた」と満足感を示している。
  3日後の9月2日には、再び『キリンチャレンジカップ2007〜FIFA女子ワールドカップ中国2007に向けての壮行試合』が開催される。対戦相手はブラジル。FIFAランキングはカナダよりひとつ上の8位で、04年のアテネ五輪準優勝の強豪である。決戦へ向けた最後のテストマッチが注目される。

[文: 戸塚啓]

試合データ

■8月30日 東京・国立競技場
日本女子代表 [0ー0] カナダ女子代表

日本代表選手集合写真 説明イラスト  1) MF 澤 穂希
 2) DF 岩清水 梓
 3) DF 矢野 喬子
 4) MF 宮本 ともみ
 5) FW 荒川 恵理子
 6) GK 福元 美穂
 7) DF 近賀 ゆかり
 8) MF 宮間 あや
 9) DF 磯崎 浩美
10) MF 酒井 與惠
11) FW 大野 忍
  • 日本代表選手集合写真
  • 説明イラスト
  •  1) MF 澤 穂希
     2) DF 岩清水 梓
     3) DF 矢野 喬子
     4) MF 宮本 ともみ
     5) FW 荒川 恵理子
     6) GK 福元 美穂
     7) DF 近賀 ゆかり
     8) MF 宮間 あや
     9) DF 磯崎 浩美
    10) MF 酒井 與惠
    11) FW 大野 忍

写真提供/(c)Jリーグフォト

<代表監督> 大橋 浩司

<出場選手>

■8月30日/東京・国立競技場
日本代表 (0) 0
カナダ女子代表 (0) 0
日本    
GK 福元
DF 磯崎 近賀 矢野 岩清水
MF 酒井(柳田) 澤 宮本 宮間
FW 荒川(永里) 大野(大谷)
カナダ    
GK ルブラン
DF フランコ ハーマス ゲイル(ティムコ) ソーラクソン(キス)
MF ニール(チャプマン) タンクレディ(ブース) シュミット マセソン(イドリス)
FW ロビンソン(ウォルシュ) ラング(シンクレア)

*月日/場所
 国名(前半得点)総得点<得点者>
*メンバー(交代メンバー)

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