1906年、私の祖母であるテレサ・フランジアはヨセミテ・ロード沿いに、ぶどう畑を開きました。フランジア一家は禁酒法の時代(1920―1933年)においても、東部の家庭でのワイン醸造用にブドウを売ることによって、苦難の時代を乗り越えました。
1933年に禁酒法が終了すると、私の父と兄妹たちは、自らレンガを積み、樽を作り、一家総出でワイナリーを再建しました。第2次大戦後、私の叔父が作った広告スローガン「フランジアで友達をつくろう」は、それまでワインに馴染みがなかった、新しい世代に受け入れられました。
1978年、「最後の一杯まで新鮮」という、革新的なワインタップ(フランジア バッグ・イン ・ボックス)がデビューしました。軽くて割れない「利便性」と、「お手頃な価格」により、フランジアは世界で最も人気のあるワインへの、道を歩み始めました。
現在、私たちはワインの造り手として2世紀目に入りました。テレサより受け継いだ、ワインの質・鮮度へのこだわり、そして価値を守るため、日々努力を重ねています。そしてその努力は、世界の品評会で賞をもらうためではなく、フレッシュ&フルーティでおいしいワインがもたらす喜びを、世界中の皆様の食卓にお届けするために行っているのです。
