未来に向けた紅茶葉の生産のために。『午後の紅茶』が取り組むスリランカ紅茶農園支援

キリン公式noteより(公開日2021年7月29日)

『午後の紅茶』のおいしさを支えているのは、スリランカの紅茶農園です。

キリングループでは、2007年から紅茶農園が良質な紅茶葉を生産し続けることができるように、「キリン スリランカフレンドシッププロジェクト」を実施しています。

具体的には、人と自然によってより良い未来を創ることを目指す「レインフォレスト・アライアンス認証」の取得と、農園の子どもたちが通う学校への図書寄贈。

35周年を迎えた『午後の紅茶』とスリランカはどのような歴史を共にしてきたのか。

今回は、長年スリランカの産地支援を率いてきた藤原啓一郎と、今年4月から『午後の紅茶』のブランド担当となった池田翔悟に、プロジェクトの背景や目指していることについて、話を聞きました。

【プロフィール】藤原啓一郎

キリンホールディングス株式会社 CSV戦略部 環境コミュニケーション担当

【プロフィール】池田翔悟

キリンビバレッジ株式会社 マーケティング部 ブランド担当

『午後の紅茶』がスリランカ産紅茶葉にこだわる理由

―まず、藤原さんが「キリン スリランカフレンドシッププロジェクト」に関わるまでの経緯を教えていただけますか?

藤原:私はもともとエンジニアで、生産設備の設計、施工、試運転などの仕事をしてきたのですが、15年ほど前に突然、当時の「社会環境室」という部署へ異動になり、随分と戸惑ったのを覚えています。

―異動されてから、環境問題や社会問題に関わるようになったのですね。

藤原:設備エンジニアですから省エネなどがメインの業務でしたが、特別に環境に関心があったとは言えませんでした。

当初は環境マネジメントや廃棄物管理などを担当していましたが、2007年に持ち株会社であるキリンホールディングスが設立されたことでガラッと業務内容が変わってしまいました。グループ全体の環境の方針をしっかり立てようという議論が出てきたんです。実際には2009年頃から本格的に検討が始まりました。

我々は飲料メーカーなので、もちろん水が大事なことは分かっていて、高度な節水や水源の森活動などはやってきました。しかし当時、もう一つの原料である農産物について、何か特別のことをしていたわけではありませんでした。

検討を進める中で、キリンならではの環境の方針ということなら、まだ手を付けていない農産物の持続可能性がターゲットになるのではないか、というアイデアが浮かんできました。

世界を見渡せば、既に不適切な農業による生態系や人権などの問題に対して取り組みを始めている企業が出てきていた時期でした。

我々も、原料である農産物、つまりは生物多様性についての対応方針も含めてしっかりした方針を立てて取り組む必要があると感じ、様々な議論を経て、2013年に長期環境ビジョンの中で取り組みを宣言しました。

―なるほど。池田さんは現在『午後の紅茶』を担当されているとのことですが、具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか?

池田:今年の4月から、キリンビバレッジのマーケティング部で、『午後の紅茶』ブランドを担当しています。とりわけCSV(※)領域の担当ということで、健康系の商品開発やスリランカフレンドシッププロジェクトのような、環境や地域社会領域を担当し、人と社会に寄り添う事業活動の実現と共にブランドの成長を目指しています。

※ Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値を創造すること。

―そもそも、『午後の紅茶』は、数ある世界の茶葉の中でなぜスリランカ産の茶葉を使用しているのですか?

池田:スリランカは標高差があるので、地域によっていろいろな茶葉があって、特徴もそれぞれ異なるんです。渋みの素となる「タンニン」の量が少なくアイスティーに向いている「キャンディ」や、強い渋みとみずみずしさを持ちミルクティーとの相性が良い「ウバ」など。

お客さんに提供するときに、いろんなバリエーションが提案できますし、実現したい味・香りに合った茶葉を選べるという点で、当初から原料の選択肢としてあったと聞いています。

―支援を進めた頃、スリランカはどんな状況だったんでしょうか?

藤原:スリランカは1983年から2009年にかけて内戦をしていた国です。我々が調査を始めた2011年から2012年ごろはまだ戦争が終わって間もなく、経済的にも厳しい状況でした。しかし、伝統的に自然を大切にするという国民性も影響していたように思いますが、スリランカの紅茶農園には環境問題や人権問題で大きな課題はないという調査結果になりました。

―目に見えて、深刻な状況ではなかったんですね。

藤原:はい。スリランカは社会主義国ということもあり、児童労働は許されない国でしたし、人権や環境の意識もしっかりある国だと思います。

ただ、農業技術に問題のある農園が多いことがわかりました。途上国では農業に関する知識レベルが低いために、農薬や肥料を使えば収量が上がると信じて、逆に周辺環境に負荷を与え、農産物の安全性にも問題が発生するという例が多いのです。これを放置すると、将来的に紅茶農園がリスクとなる可能性も考えられました。

―当時のスリランカでも同様の問題があったのですか。

藤原:多くの農園が農業レベルを向上させる必要があることに気付いていました。正しい知識を身につけて、より持続可能な農園を目指して「レインフォレスト・アライアンス認証」を取得したい、と考えている農園がたくさんあることも把握できましたが、内戦終了から間もなく、多くの農園は資金難のために取り組みを開始できない状態でした。

―「レインフォレスト・アライアンス認証」とはどんな制度なのでしょうか?

藤原:「レインフォレスト・アライアンス認証」は、国際的な農園認証制度ですが、社会・経済・環境の面から持続可能性を厳しく評価します。国際的な認証を得て環境や社会に配慮していることが認められれば、農産物の付加価値も高まります。

認証取得のトレーニングでは、農薬や肥料を減らしても高品質の農産物を作れるように指導します。農薬や肥料への支出が減ると収益が向上し、茶摘みさんの賃金を上げたり、医療施設をもっと充実させたり、子どもの教育にお金を回したりできます。

―キリンとしてはどんな対応をしたのですか?

藤原:当時、認証を取っている農園もありましたので認証茶葉だけを買うという選択もありました。そうすると『午後の紅茶』の茶葉は持続可能だと主張できますが、意欲がありながら資金難で取得できない農園を切り捨てることに繋がります。

議論の結果、生産地全体の持続可能性を高める方が将来的なリスクも回避でき、長年茶葉を提供してもらっているスリランカに貢献できると判断し、認証を取得する支援を行うことを選択したのです。

―実際にはどのようにアプローチされたのですか。

藤原:当時、レインフォレスト・アライアンスの方が日本に1人だけいらっしゃって、コンタクトをとらせてもらいました。

認証取得支援のお話をすると、それは素晴らしいことだと共感してくださったのですが、「トレーニング費用への支援はありがたいが、審査費用は農園に負担してもらった方が良いと思うのだが、どうだろうか」と逆提案されたんです。

その理由は、企業側が全部の費用を負担すると、みんな軽い気持ちで手を挙げてしまう。多少でも自分たちで費用を負担してでも認証を取得したいと考える農園でなければ、より持続可能な農業を継続してもらえない、ということでした。資金援助はもろ手を挙げて歓迎してもらえると思っていましたので、審査費用は農園に負担してもらった方が良いという提案は、なかなかの衝撃でしたね。同時に、持続可能性の意味を深く考え、知見を元に合理的に活動している信頼できるパートナーになると確信できました。

現在でも、トレーニング費用は弊社が負担し、審査費用は農園主自らが負担するという形で進めています。

現地の声を聞いて見えてきた、小規模農園への支援の必要性

スリランカ紅茶農園の様子

ー藤原さんがスリランカとの交流を重ねる中で、スリランカに対する印象の変化はありますか?

藤原:認証を取った農園は目に見えて農園がきれいになっていくんです。認証システムが定着し、整理整頓され、手入れが行き届いて、良い農園だなあ、ということがパッと見て分かる感じです。

ー活動を通じて、見えてきた変化があったのは嬉しいですね。

藤原:そうですね。やっぱり現地に行って、実際の様子を見ることは大切です。新型コロナウイルス感染拡大を受けて一昨年からは実施できていませんが、毎年1回は現地の農園を訪れて、現地確認を実施するとともに、農園マネージャー(※)などと対話の機会を持つようにしています。

当初の訪問では、内戦が終わったばかりということもあり、国の発展に紅茶産業として貢献したいという農園マネージャーの強い意欲を感じました。自分たちの農園は「スリランカで収益一番になりたい、品質でも一番になりたい、しかし、環境対応も茶摘みさんへの給料も一番でないと意味がない、全てにおいて一番でないとダメなんだ」と語る農園マネージャーが多く、感銘を受けました。

※ 農園の組織は、プランテーションと呼ばれる企業が複数の大農園を持ち、そのプランテーションのオーナーが農園主。「農園マネージャー」は大農園の最高位で、工場長のような位置づけであり、市長や村長の役割も果たしている。

ー認証取得支援はどのように行うのですか?

藤原:レインフォレスト・アライアンスも世界中に拠点がある訳ではありません。スリランカの場合は駐在員がいませんので、現地のASLM(the Alliance for Sustainable Landscape Management)というNPOに業務委託をしています。

ASLMにはギリさんというキーパーソンがいらっしゃって、彼がトレーナーとして農園を回って指導し、認証取得支援を進めています。彼はもともと国の行政機関で農業指導をやっていた方で、農園マネージャー達から絶大な信頼を得ていました。

キリンという名前はスリランカでは知られていませんでしたが、「ギリさんが勧めるなら」と言って手を上げてくれる農園が多くありました。現地で認証取得に向けた取り組みが広まったのは彼のお陰と言っても過言ではなく、大変に感謝しています。

ーギリさんと活動する中で変化はありましたか?

藤原:何度か訪問し、農園マネージャーやギリさんと話す中で、実は大農園の周りには小農園が沢山あることが分かってきたんです。小農園は家族単位の本当に小さな農園で、スリランカには数十万単位であると言われています。

茶葉は摘むとすぐに発酵が始まってしまうので、小農園が摘んできた茶葉は政府の資格を持ったコレクターと呼ばれる仲介業者が集め、大農園に納めて、その工場で加工がおこなわれる仕組みになっています。つまり、大農園は小農園の茶葉を相当数買ってきていて、その大農園の茶葉として加工して売っていた、ということが分かってきたということです。

そうなると、大農園だけが認証をとっても、小農園から買ってきた茶葉は認証茶葉として売ることができません。スリランカの生産地全体がより持続可能になるためには、小農園の認証取得も支援する必要があると気づき、2018年から開始しました。

ー小農園の認証取得は具体的にどのように進めているのですか?

藤原:小規模農園は数が多いので、1つ1つの小農園を訪問してトレーニングする訳にはいきません。そこで、20前後の小農園をグルーピングして、代表者を出してもらいます。この代表者をトレーニングして、一連の技術を身につけた代表者たちがまた現場に戻って自分のグループの小農園を指導するという形で進めます。

ギリさんにリーダーシップを発揮してもらっていますが、大農園のときと比べると大変に手間がかかり、大農園が手伝ってくれるのですが、進行具合はどうしても遅くなります。

―現地のニーズを把握して効果的な支援を行うためには、より密なコミュニケーションが必要になりますよね。

藤原:はい。年1回、スリランカを訪問して、現地を見ながら農園マネージャー達と対話することは必須だと思っています。我々にとってもより良い情報をもとに活動することにつながります。

とはいえ、視察もなかなかハードです。日本からスリランカのコロンボまで飛行機で9時間半ぐらいかかります。朝一番にコロンボから農園に向かって車で出発するのですが、最初の農園にたどり着くまでに、最低でも車で5時間以上走る必要があります。隣の農園までが3時間という例も。一番過密スケジュールのときは、3日で8農園ぐらい回っていましたが、総走行距離が900km程度にまでなりました(笑)。

ープロジェクトを進められる中で、大切にされていることを教えてください。

藤原:やはり現地を見て判断するということですね。

最初は「森林を切り倒していないか」「人権問題はないか」みたいなところから活動が始まったのですが、支援の方向性も時代とともに変化してきているんです。

スリランカは、気候変動の影響を最も受けている国の一つです。もともと雨季と乾季がはっきりしている国なんですけれども、ここ10年ほどは雨季の集中豪雨被害が激しく、地滑りによって数百名の人命が奪われるといった災害も起こっています。

そのため、持続可能性の要素もかなり変わってきて、気候変動による自然災害の影響を緩和する活動も必要になってきています。

また、スリランカの紅茶農園は標高が高い場所にあり、茶園によっては畑の中に泉の湧いている場合があります。小さくても沿岸部の大都市の水源になっています。このような水源地を守ることも生産地の持続可能性向上には必要だと考え、2018年からは農園の水源地保全活動なども行なっています

取り組みが進めば進むほど、問いは広がっていくし、どこにフォーカスするべきか、ということも、現地で話し合いを重ねて判断する必要があると思っています。こちらの思い込みだけで進めても意味はないので。

特に次の世代を担う人に知ってほしい「飲料の向こう側」

ーキリンでは、中高生と共に社会課題解決に向けて挑戦する「キリン・スクール・チャレンジ(※)」を行なっていますが、『午後の紅茶』×社会課題というテーマでも発信を強化されていますよね。次世代への発信を強化されている理由を教えてください。

※ 「豊かな地球のめぐみを将来につないでいく」ためにどうすれば良いかを、一方的に誰かが誰かを教えるのではなく、若者たちと意見をたたかわせ、共に議論して作り上げ、更に中高生が同世代に伝えていく、プロジェクト。

藤原:環境問題に取り組んでいると、はっきりと世代の違いを感じます。残念ながら40歳以上の世代は環境への関心が薄いところがあります。しかし、35歳ぐらいまでの世代は、普段の生活にサステナブルなものを意識的に取り入れようという人が多く、Z世代になると、サステナブルは当たり前という感覚になっています。

―確かにそう感じることはあります。

藤原:私たちの環境ビジョンでは「こころ豊かな社会と地球を次世代につなぐ」と謳っていますが、つなぐ相手である次世代がどんな地球をつないで欲しいかを理解しないとちゃんと受け渡すことができないのではないか。そう考えてZ世代である中高生を対象に、2014年から「キリン・スクール・チャレンジ」を始めました。

ただ教えるというワークショップではなく、我々も彼・彼女らから学ぶという双方向のプロジェクトと位置付けています。

ー確かに、午後の紅茶は中高生にとっても身近な商品ですし、考えるきっかけとしてはとてもいいですね。

「キリン スクールチャレンジ」『午後の紅茶』×レインフォレスト・アライアンスのワークショップでの学生の作品。

藤原:新型コロナウイルスの感染拡大で現在のワークショップは内容を若干変えていますが、それまでは集合形式で実施していて、午前中にキリンや国際NPOの話を聞き、午後からは学んだことを同世代に伝えるための写真を撮影して、Twitterで発信する、という形で運営していました。

―印象に残っている作品はありますか?

2020年末で延べ1,000人以上が参加してくれていて、たくさんの素晴らしい作品ができていますが、一番印象深いのは、農園で働く人を『午後の紅茶』の影絵のように見せた作品です。

はっきり覚えているのですが、数年前の夏休みの時期に、キリンビバレッジの湘南工場の会議室を借りて行った日でした。3名の女子高生が、様々な道具を駆使して何枚も写真を撮っていたのですが、どうも納得できない。ということで、3人が車座になって長い間話し合いをしていました。

すると、突然一人の学生さんが黒い方眼紙を切り絵のように切り始めたんですね。どうするのかな、と思っていたら、当時販売していた認証茶葉の製品の横にぺたんと付けて写真を撮ったんです。それがこの作品です。

物凄くシンプルですけど、飲料の“向こう側にいる農園の皆さんの努力“をこれほど見事に表現してくれた作品は他にありません。私たちがこれからお客様に伝えていかなければならないことが、すべてこの写真1枚に凝縮されていると思います。

No.1ブランドがCSVに取り組むという重み

―「スリランカフレンドシッププロジェクト」の取り組みや想いは、持続可能な生産のために、次世代へと引き継がれているんですね。

今年から『午後の紅茶』ブランド担当になられた池田さんは、藤原さんから想いを引き継ぎ、未来の担い手でもあると思います。2007年から始まったプロジェクトを引き継ぎ、これからどのように支援していきたいか、今後の展望を教えてください。

池田:『午後の紅茶』はキリンビバレッジの中でもNo.1のブランドで、一番お客様との接点が多い商品です。日本の多くのお客様に楽しんでいただいている商品なので、我々としては、おいしい『午後の紅茶』をこれからも提供し続けなければいけないという使命感を持っています。

それを支えてくれているのは、やはりスリランカのみなさん。日本に輸入される紅茶葉の約50%はスリランカ産です。さらにその約24%が『午後の紅茶』に使用されています(※)。

スリランカ紅茶農園が持続可能になることで、良質な茶葉が継続して生産され、おいしい午後の紅茶をお客様に届けることができるという良い循環が生まれます。その為のレインフォレスト・アライアンス認証取得支援はこれからも継続していきたいなと思っています。

※ 2018年キリンビバレッジ調べ

また、『午後の紅茶』はCSVフラッグシップブランドとして位置付けられています。『午後の紅茶』自体は大変好意を持っていただいているブランドなのですが、社会貢献をしているというイメージの認知はまだまだ低い。今後はCSV活動を本格始動し、パーパス・ブランディングを次のステージに進め、キリングループのCSV活動をリードしていきたいと考えています。

そのCSV型商品の第1弾が6月1日に発売された、社会貢献(熊本県復興支援)×国産素材(熊本県産いちごと紅茶葉)の熊本県産いちごティーでした。

今回は、第2弾として、スリランカ産レインフォレスト・アライアンス認証茶葉を使った、午後の紅茶 ストレートティー 250ml紙(LLスリム)をリニューアル発売します。

また、35年の感謝を込めて、午後の紅茶のおいしさを支えてくれている、スリランカ農園の人々の紅茶生産にかける思いと、『午後の紅茶』がスリランカの農園支援をしているということの認知を広げるため、オリジナルアニメーションCMも制作しました。

スリランカの紅茶農園に生まれた少女が、「スリランカから、世界に認められる質の高い茶葉を作りたい」という父親の思いを継ぎ、茶葉作りを学びながら成長していきます。大人になった少女は、農園のレインフォレスト・アライアンス認証取得を通じて父の思いを実現させていく、というストーリーです。心温まる内容になっていますので、ぜひ多くの人に見ていただきたいです。

藤原:これは非常に象徴的なことだと思います。我々もCSVについていろいろと議論してきましたが、やはり商品で具現化しない限りは、CSR(※)のような形になってしまって、CSVとは言えないと思っていました。

そして、本気度を示すなら、「メインブランドである『午後の紅茶』で実現させたい」と思っていたので、ここまで形にすることができて嬉しいですし、同時に相当な覚悟も感じています。

ここからが始まりです。1つのブランドやキリンビバレッジ単体ではなく、事業全体が積極的に取り組んでいくことが大事だと思います。

※ Corporate Social Responsibilityの略。企業の社会的責任。

***

ブランド初!スリランカ産レインフォレスト・アライアンス認証茶葉を使った『午後の紅茶 ストレートティー』を発売

レインフォレスト・アライアンス認証マーク付きの『キリン 午後の紅茶 ストレートティー 250ml 紙(LLスリム)』が8/3(火)にリニューアル発売。35周年を迎える『午後の紅茶』ブランドで、スリランカ産のレインフォレスト・アライアンス認証茶葉を使った初の商品です。

スリランカ産のレインフォレスト・アライアンス認証茶葉を90%以上使用し、紅茶葉の華やかな香りと心地よい渋みを楽しめる本格アイスストレートティーです。パッケージの正面と側面に認証マークを配置。午後の紅茶のスリランカ紅茶農園支援の取り組みを知っていただくきっかけになればと思います。

文:五月女菜穂新しいウインドウで開きます
写真:土田凌新しいウインドウで開きます

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