ビールの楽しみ方:グラスの手入れ、注ぎ方。
居酒屋で出てくる生ビールのジョッキやグラスの内側に気泡がたくさんついているのをみたことないですか?
一見、美味しそうに立ち上るこの気泡、実はこれは危険信号。
汚れが反応して、どんどん炭酸が分離している状態なんです。
こんなふうに、汚れていたり注ぎ方が雑だとグラスにこだわっても意味がない!
グラスの手入れの仕方や香り立ちを強調する注ぎ方をこのページで紹介していきます。
他の食器洗いに使用しているスポンジは料理の油分や魚や卵の匂いなどが付着している可能性があるので、グラスを洗うスポンジは専用のものを用意してください。
部屋に置きっぱなしのふきんは匂いのもとです。ナプキンも繊維がたくさんこびりつきます。グラスは洗浄後に水を切り、自然乾燥させるのがベストです。
さあ、グラスの方は完璧に揃いました。でもちょっと待ってください。
注ぎ方でももちろん味は大きく変わります。
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1最初はゆっくりと、途中から勢いよく注ぎます。
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2ビールと泡が1:1くらいになったところで注ぎ足す。目安は、泡が1センチくらい盛り上がるまで。
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3泡が落ち着くまで待ったら、最後は泡を押し上げるようにゆっくり注ぎます。
ドイツの「ヴァイツェン」やベルギーの「ゴールデンエール」などの、泡が立ちやすく、きめ細かさを目で楽しむビール。これは静かに注いでも大きな泡ができ、それを楽しむビールでもあります。細かい泡を楽しむビールの、優しい注ぎ方を解説します。
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1ヴァイツェン用のグラスを水平近くまで傾け、ビールの口をグラスに入れて、静かに流し込む。
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2泡も含めて3/4ほどの量を注いだら、グラスを立て、さらにビールを流し込む。
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3泡を6~7cmほどにする。ヴァイツェングラスがないときは、「6:4」の割合を目安にする。