ビールの楽しみ方:グラス選びのコツ。

え?ビールなのにグラスにこだわるの?って思ってませんか。

テーブルの上の器って大切です。例えば僕らはいつの間にかお味噌汁の器は木でお茶碗は左で、お箸はこう持って、という文化を身につけていますよね。
それは日本の食事の長い歴史の文化に意味があるわけです。
同じように、ビールにもそれぞれ歴史や文化があり、グラスが変わると味も変わります。

せっかく部屋飲みをするのに、ビール缶から直接飲むなんてもったいない!バーテンダーに学ぶ、グラス選びのコツ

1.どんなビールにも合うストレートタンブラー

まず日本のビールのほとんどのタイプであるといっても過言ではない、ピルスナータイプであれば、タンブラーグラスです。
飲むときには自然とアゴがあがり、ラガーの持ち味である「のどごし」がストレートに堪能できます。

おすすめビール:ラガービール

2.香りのあるビールに合うワイングラス型

エール系のような風味を楽しむタイプのビールというのもありますよね。
そんなタイプのものには飲み口が多少しぼられたワイングラス型の方が、香りがグラス内に溜まり、かつ逃げにくいです。また、のどを上げずに口元へゆっくりと注がれる為、アルコール度数の高いビールにもおすすめです。

おすすめビール:エールビール

3.香りを楽しむ聖杯型

最近はベルギースタイルのビールも日本ではよく飲まれるようになりましたね。こんな形のグラスはご存知ですか?
聖杯のような飲み口の広いものであれば、泡立ちのよいトラピストビールなどでも溢れることなく、ビールの味わいをじっくり楽しめます。

おすすめビール:トラピストビール

4.泡が持続するヴァイツェングラス

ビールの泡って飾りだと思っていませんか?ビールにとって泡は命です。
中央部が広がった背の高いベル型のグラスは、傾けた状態から垂直に戻したときに、中央部の湾曲によってビールが渦を巻き、再び泡を生み出すという特徴があります。泡を持続させることでビールにフタをした状態となり、風味をより長時間楽しめるようになります。

おすすめビール:ヴァイツェン(ウィートビールなど)

5.濃厚な味には口広重厚型

通常、グラスが厚いとビールとグラスの温度差が均等になろうとしてビールの冷たさを奪ってしまうんです。でも、長時間飲むときに厚手のグラスは効果を発揮します。薄いグラスよりも温まりにくく、味の変化が少ないこのグラスには、常温でちびちび飲むスタウトなどがうってつけといえます。

おすすめビール:スタウト

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