キリングループの歴史:2004年11月2日 キリンビール、「とれたてホップ一番搾り」を発売
キリングループの取り組みを紹介するインターナルブランディングWebサイト『KIRIN Now』の記事を編集して公開しています。(公開日2023年11月2日)
2004年11月2日は、キリンビールが「とれたてホップ一番搾り」(現在の「一番搾り とれたてホップ生ビール」)を初めて発売した日。
「一番搾り とれたてホップ生ビール」は、ビールの里・岩手県遠野市で今年収穫したばかりのホップを使用した期間限定商品です。一般的に多くのビールは収穫後乾燥させたホップを使用しますが、「一番搾り とれたてホップ生ビール」は、収穫したばかりの生ホップを急速凍結して使用します。そのため、旬のホップの爽やかなおいしさを味わえることが特長です。
キリンビールは2002年、「今しか飲めない特別な一番搾り」として、その年に収穫した日本産ホップを使用した「キリン 毬花一番搾り<生>」を発売しました。後継商品となった「一番搾り とれたてホップ生ビール」では、遠野産ホップの使用をアピール。2004年の新発売時のパッケージにも、「遠野産凍結ホップ使用」と記載していました。
今や国内最大級のホップ産地である遠野市がホップ栽培に参入したのは、1963年。戦前からホップ栽培を行っていた東北他県や、岩手県内の他の地域と比べると遅いスタートでした。遠野市は参入当時からキリンビールをパートナーにホップの契約栽培を始め、2023年で60周年を迎えました。2007年からは、日本産ホップの持続的生産体制の確立を通じて地域活性化を目指す「ビールの里構想」でも、遠野市とキリンは協働しています。
キリンは現在、CSVコミットメントの「コミュニティ」の一つとして 「日本産ホップ生産の持続可能性強化」を掲げ、後継者不足などの日本産ホップ栽培を取り巻く課題解決に取り組んでいます。
写真:2004年発売当時の「とれたてホップ一番搾り」