知ればもっと楽しい!ビールの世界~ピルスナーてどんなビール?~

キリンビール公式Instagramより(公開日2023年12月26日)

ビールのプロが熱くレクチャー
知ればもっと楽しい!「#ビールの世界」vol.6

第6回は日本の定番として親しまれるあの味!
「#ピルスナー」について深堀り!
スプリングバレーブルワリーの中水和弘がレクチャーします。

黄金色に輝くビール「ピルスナー」。
今では当たり前に飲まれているビールですが、実は誕生当時、ビール界の革命児だったのです。

濃色ビールしか普及していなかった時代に突如現れた黄金色のビールは世界中で一気に広がりました。

「一番搾り」や「ハートランドビール」もピルスナー。
日本で最も親しまれ続けているビアスタイルです。

Illustration:YUKI YAMAGISHI

「ピルスナー」

1842年、現在チェコに位置する都市ピルゼンで誕生。世界に濃色ビールしかなかった時代に突如現れた黄金色のビールはすぐさまヨーロッパで話題となり、世界中に普及。「一番搾り」をはじめ、日本でおなじみのビールのほとんどがピルスナーです。

おいしく飲むには?

グラスも一緒に冷蔵庫で冷やして
適温は6℃と低め。常温のグラスだと冷えたビールもぬるくなってしまうので、このひと手間が大事!

気分に合わせて泡の量を調整しよう
グビッと飲みたい日には「泡なし」で炭酸感を。泡で蓋をすれば風味が逃げにくく、のんびりと楽しめる。

ピルスナー 誕生秘話

黄金色ビールは偶然の産物?

現在チェコに位置する都市ピルゼンでは、ピルスナーが生まれる前、ビール製造の技術がなかったため、ドイツの職人を呼んでビール造りを始めました。しかし従来の濃色ビールを造るつもりが、蓋をあけると見たことのない黄金に輝く液体が!ドイツは硬水だったのに対してピルゼン地区ではピルスナー造りに最適な軟水だったのです。まさに偶然の産物と言えるピルスナーの誕生でした。

革命児と呼ばれる理由

ピルスナー誕生の1842年以降、ビールの歴史は大きく動きます。ピルスナー誕生以降にビールが伝わった国では、日本のように今もピルスナーが主流であることが多いです。この一大ムーブメントは、1845年のガラス税が撤廃され飲む容器が陶器からグラスに変わったこと(色も楽しむ)冷蔵庫の普及(ラガースタイルのビール造りに不可欠)も大きく影響しているのだとか。

こんな気分の日は、ピルスナーだ!

ホッとしたい日、帰りたくなるビール。

日本のビールといえばやっぱりこの味。外食が続いたとき、海外出張から帰ったとき、そんな日は和食のおつまみと一緒に飲む「ピルスナー」が心落ち着きます。みそ汁を飲んで安心するような感覚、わかりますか?(笑)お正月や年末年始など“和”を感じるシーンには決まって「一番搾り」が飲みたくなります。

料理とのペアリングを楽しもう

「ブリの塩焼き」

日本の定番ビール=和食はだいたい合いますが、イチオシは旬の焼き魚。冬は旬のブリ、タラと一緒に。

「きなこもち」

きなこは大豆が原料なので、穀物同士で相性◎。ビールは泡を立ててマイルドな味わいでどうぞ。

例えばこの商品も〈ピルスナー〉です!

キリン一番搾り生ビール ALC.5%

麦芽100%で通常の1.5倍量※の麦芽を贅沢に使用。ビール造りの麦汁ろ過工程において最初に流れ出る一番搾り麦汁だけを使う「一番搾り®製法」でつくる生ビール。
※当社ビール商品比

ハートランド ALC.5%

ビールの「素(そ・もと)」である、麦とホップと水だけでつくられた純粋なビール。厳選されたホップが醸し出すおだやかな香りが、麦のうまみを引き立ててくれます。

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