永久保存版!スパークリングワインの豆知識
キリンビール公式Instagramより(公開日2021年12月17日)※内容を一部変更しています。
スパークリングワインを楽しむ機会にお役立ていただけるスパークリングワインの豆知識を、シニアソムリエの藤野に聞きました。
各国での呼び方や味わいの違い、スパークリングワインのスマートな開け方を参考にすると一層楽しめるはず。
「泡の出るワイン」は偶然に英国で誕生したと言われています。17世紀頃のシャンパーニュ地方は寒冷化により、酵母の発酵が止まることもしばしば。ワインは樽詰めのまま英国に輪出され、製瓶技術の高い英国製のガラス瓶に詰めてコルク栓で封入されました。春を迎えると酵母が再発酵、炭酸ガスが封じ込められた「シャンパーニュ」の誕生です。その後ロンドンやパリで人気を博し世界に広まりました。
- シャンパーニュ
フランス・シャンパーニュ産のスパークリングワインの呼び方 - カヴァ
スペイン・カタルーニャ産のスパークリングワインの呼び方で「洞窟、地下蔵」の意 - スプマンテ
イタリアでの呼び方 - ゼクト
ドイツでの呼び方
- 極辛口 ブリュット
- 辛口~極辛口 エクストラ・セック
- 辛口 セック
- 中辛口 ドゥミ・セック
- 甘口 ドゥー
エチケット(ラベル)を見るときにぜひ参考にしてみてくださいね!
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1開栓する前にボトルを十分に冷やす。
※氷水で約30分、冷蔵庫で約4時間 -
2栓を覆っているシールを手ではがす。
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3クロスやタオルをかぶせ、コルク栓の頭を片方の親指でしっかりと押さえながら、もう片方の手でコルク栓についているワイヤー(針金)を緩める。
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4コルク栓をしっかり押さえながらボトルを回し、コルク栓を徐々に上に持ち上げる。
※机に置いたまボトルを回すと安定します。
※この時、コルク栓を無理に引っ張って抜かない。 -
5最後にコルク栓を傾けるようにしてボトルとコルク栓の隙間から炭酸ガスをにがす。十分に炭酸ガスが抜けたら静かにコルク栓を抜きます。
注意
・破瓶の危険があるため、スパークリングワインの場合は、ワイン栓抜きは絶対に使用しないこと。
・開栓時、炭酸ガスの圧力により栓が飛び出したり、中身が噴出したりすることがあるので注意しましょう。
会話を楽しむつもりで、ソムリエと一緒に選ぶのが一番。その日の料理に合わせて選ぶのがおすすめです。
1本しか飲まないのであれば食事全体に合うスパークリングを選んでください。
ワインを注ぐ→色を見る→香りを嗅ぐ→味わうのステップで行います。
スパークリングワインは繊細なため、ワイングラスをクルクルと回す「スワリング」はせずに味わってみてください。ワインの種類によってはスワリングするとよりまろやかになる場合も。