自信を持って選びたい!ワイン基本の“き”~産地の違い編(日本)~
キリンビール公式Instagramより(公開日2021年2月11日)
「日本ワインの違いって、なんだろう」
お店で見かけるワインの棚にはさまざまな産地のボトルがずらり。
そこで、前回の世界の産地編に引き続き今回もメルシャンのシニアソムリエである藤野さんに、日本ワインの違いを教えてもらいました。
さらに日本のワインの始まりでもある「シャトー・メルシャン」についても話を聞きました。
特徴を知ることで、ワイン選びがもっと楽しくなりますように。
「フィネス&エレガンス」(調和のとれた上品な味わい)を理念として掲げているシャトー・メルシャン。
1877年から始まるその歴史は、日本におけるワイン醸造の始まりでもあります。
140余年の歴史をもつ「シャトー・メルシャン」は日本にワイン文化を根付かせ、日本を世界の銘醸地にするため、日本の個性を最大限に表現したワイン造りを続けているのです。
ワイナリーでは日本固有のブドウ品種「甲州」「マスカット・ベーリーA」の他、シャルドネやメルローなど、その土地の個性に合った様々な品種を育てています。
土地の個性を表現した「シャトー・メルシャン」のワインはその品質が認められ国内外でも数々の賞を受賞しています。
- 勝沼ワイナリー(山梨県甲州市)
日本ワイン発祥の地で、おもてなしに重点を置いた体験型ワイナリー。ワイナリー限定品や数々の受賞ワインが楽しめるワインギャラリーやワインの歴史が学べるワイン資料館を併設。ブドウ畑や醸造設備が見学できるワイナリーツアーも人気。 - 桔梗ヶ原ワイナリー(長野県塩尻市)
日本を代表する「メルロー」の産地「桔梗ヶ原」で、栽培から醸造まで一貫して高品質なワイン造りに特化するワイナリー。 - 椀子(まりこ)ワイナリー(長野県上田市)
約30haにもおよぶ広大なブドウ畑の中に建つ、地域・自然・未来と共生するワイナリー。
世界最高のワイナリーを選ぶ“World’s Best Vineyards 2020”で世界第30位&ベストアジアにランクイン。
シャトー・メルシャン 山梨甲州
(辛口 山梨県)
- 味
日本固有のブドウ「甲州」を使った白ワイン。和柑橘や青リンゴといったさわやかな果実の香りが感じられる。程良い酸としっかりとした厚みのある辛口ワイン。 - 合わせたい料理
刺身、焼き魚、スモークサーモンなど
シャトー・メルシャン 萌黄
(辛口)
- 味
「甲州」と「シャルドネ」を主体にアサンブラージュ(ブレンド)した、日本の日常の食卓によく合う味わい。心地よい酸とミネラル感、果実風味がバランスよく楽しめる。 - 合わせたい料理
山菜やキノコの炊き込みご飯、ポン酢でいただく鍋物など
シャトー・メルシャン 山梨マスカット・ベーリーA
(赤ワイン ミディアムボディ 山梨県)
- 味
山梨県各地域のブドウをバランスよくアサンブラージュ(ブレンド)し、程よい酸と柔らかいタンニンのバランスが良いワイン。日本固有の黒ブドウ品種「マスカット・ベーリーA」を使用している。 - 合わせたい料理
すき焼き、肉じゃが、焼き鳥(たれ)など
日本で造られているワインは、日常の食卓に合わせることを大切に考えているのだそう。
料理に寄り添い、豊かに彩る。
そんな日本ワインをこれから楽しんでいきたいな。