自信を持って選びたい!ワイン基本の“き”~品種の違い編~

キリンビール公式Instagramより(公開日2020年12月10日)

なんとなく選んでしまうけど、品種によってどう違うの? 好みの味のワインに出合いたい! どの料理にどんな品種のワインを合わせたらいいの? 品種の違いを知ると、毎日のワイン選びが楽しくなります! メルシャン株式会社 営業本部 ワイン営業部 シニアソムリエ 藤野勝久

「今日はワインを飲みたい気分」

そう思ってお店に行っても、どのワインを選べばいいのかわからないことはないでしょうか?

飲み慣れたいつものワインもいいけれど、もっと気分や料理に合わせて選んでみたいなと思います。

そこで今回はメルシャンのシニアソムリエである藤野さんに、ワインの品種の違いを教えてもらいました。

それぞれの特徴を知ることで、毎日のワイン選びがもっと楽しくなりますように。

赤ワインの品種の違い

ピノ・ノワール(カッシェロ・デル・ディアブロ)

味:タンニンが柔らかく、酸味が心地よい1本。
ベリー系の香りがあり、華やかで軽やかな味わいが特徴です。

合わせたい料理:焼き鳥(タレ)、すき焼き
甘みのある肉料理と合わせて。
ミートソースやラタトゥイユなどのトマト系の煮込みもおすすめ。

シラー(シラーズ)(セント・ハレット)

味:スパイシーさが魅力。程よいタンニンと酸味が楽しめます。

合わせたい料理:ステーキ、スパイスを使った肉料理
胡椒たっぷり使った肉料理が、スパイシーな香りとよく合いますよ。

メルロー:(カッシェロ・デル・ディアブロ)

味:酸味は少なめで、強めでなめらかなタンニンが味わえます。

合わせたい料理:青椒肉絲、酢豚
味や脂身の多い、しっかりした肉の入った中華料理もおすすめです。

カベルネ・ソーヴィニヨン:(カッシェロ・デル・ディアブロ)

味:赤ワインの王道。
タンニンが強く、複雑でボリュームのある香味も合わせて楽しめます。

合わせたい料理:焼肉、角煮、ステーキ
どっしりとした肉料理と合わせて楽しんで。

白ワインの品種の違い

シャルドネ:(カッシェロ・デル・ディアブロ)

味:気候や土壌によって風味の変わる、辛口ワイン。
果実香豊かで、ボリュームがあるバランスの取れた白ワインの王道です。

合わせたい料理:鶏肉料理などと白身魚のソテー、クリームシチュー
シンプルな素材をバターなどでしっかりと味付けした料理と合わせて。

ソーヴィニヨン・ブラン:(カッシェロ・デル・ディアブロ)

味:フレッシュでフルーティ。爽やかな味わい。
引き締まった酸味も特徴です。

合わせたい料理:牡蠣、白身魚のカルパッチョ
素材そのものを生かしたシンプルな料理がおすすめ。
しっかり冷やして楽しんで。

リースリング:(セント・ハレット)

味:キリッとした豊かな酸味が魅力でフレッシュな味わいです。

  • 産地により甘みがあるリースリングもあります

合わせたい料理:餃子、しゃぶしゃぶ、魚介料理
シンプルな素材を生かした魚介料理の他に、酸味が特徴なので、ポン酢などを使った料理とも◎。

次回をお楽しみに!

「それぞれのワインの特徴を知ると、人付き合いと同じように、合う合わないがわかってきて面白いですよ」

と、最後にそう教えてくれました。

今日は赤ワインならではの渋みをゆっくり楽しみたいから、カベルネ・ソーヴィニヨンを。
お肉料理と一緒にいただきます。

料理や気分によって品種を合わせて。
少しずつワインの好みを知っていきたいと思います。

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