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酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史 酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史

テーマ別解説

食文化とビール

(1)西洋料理とともに登場
日本人で最も早くからビールと西洋料理に接していたのは長崎・出島の役人である。出島のオランダ商館では毎年西暦の正月を祝い、役人を招待して食事をふるまう習慣があった。これを「阿蘭陀(おらんだ)正月」という。

出島のオランダ人はヨーロッパ式の生活様式を許されており、食事もヨーロッパ式であった。料理人もオランダから連れて来ていた。その料理人が腕をふるった阿蘭陀正月の料理は和・洋・中華が折衷されたもので、1818(文政元)年頃に編纂された『長崎名勝図絵』には、ハム、腸詰、家鴨の丸焼、焼豚、味噌汁仕立ての蓋物、カステラなどの献立が詳しく紹介されている。

当時の蘭学者たちはオランダ人のこの習慣をまねて「阿蘭陀正月」を江戸で催した。その様子を描いた「芝蘭堂新元会図」には、西洋料理とともに洋酒らしきびんが描かれており、そこでビールが飲まれていた可能性も高い。
江戸の蘭学者が開いた「阿蘭陀正月」の様子

江戸の蘭学者が開いた「阿蘭陀正月」の様子(「芝蘭堂新元会図」/早稲田大学図書館 蔵)


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