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KIRIN News Release


(ニュースレター)キリングループのサッカー支援
〜日本サッカー界のさらなる発展とサッカー文化の創造に向けて〜

2010年8月6日

 キリングループでは、1978年に日本で初めての本格的国際サッカー大会「ジャパンカップ」(現・キリンカップサッカー)に協賛して以来、30年以上にわたって日本サッカー界を支援しています。日本サッカー協会が掲げる「2015年には世界のトップ10、2050年にはワールドカップで優勝チームとなる」という大きな夢に向けて挑戦する日本代表を、サポーターと共に、さらに力強く応援していきます。
 本レポートでは、サッカー日本代表に対する取り組みを中心に、キリングループのサッカー支援活動の考えや今後のビジョン、活動の歴史などについてご紹介します。


1.日本中が歓喜した”SAMURAI BLUE”の健闘
 日本代表とワールドカップ出場の歴史は、“ジョホールバルの歓喜”(1997年)に沸いた1998年のフランス・ワールドカップへの初出場が始まりとなります。次に日韓共催となった2002年ワールドカップでは、初のベスト16進出という結果を残し、2006年のドイツ・ワールドカップでは決勝トーナメント進出は果たせなかったものの、3大会連続出場を果たしました。4大会連続4度目のワールドカップ出場となった「2010FIFAワールドカップ南アフリカ」で、日本代表は日本中の期待を背負い、チーム一丸となって戦いました。
 2010年6月29日にパラグアイ代表とのPK戦の末敗れたものの、決勝トーナメント出場とベスト16という戦跡を残し、日本サッカーの飛躍的な成長を世界に証明しました。
 誰もが選手の健闘を称え、日本中が涙を流したことは記憶に新しく刻まれています。ベスト4という高い目標を掲げて世界へ挑んだ日本代表から、勇気や感動をもらった2010年、サッカーファンやサポーターの裾野はさらに広がりました。


2.2010年下期の活動について
 2010年下期は、新生日本代表の次なる挑戦が始まります。キリングループは、「サッカーを愛し、日本代表を愛し、サポーター・ファンを愛し、夢に向けてともに応援していく」という企業姿勢を表す言葉として、「KIRIN LOVES SOCCER」というメッセージとともに、アクションプランを展開しています。
 2010年下期も、様々な活動を通じて新生サッカー日本代表をサポーターと共に力強く応援していく他、サッカー教室「キリンサッカーフィールド」をはじめとする次世代育成活動も継続していきます。さらに、2010年12月に開催地が決定される「2022年ワールドカップ日本招致活動」を「オフィシャル招致パートナー」として支援していきます。

■新生日本代表が始動〜「キリンチャレンジカップ2010」の開催
 新生日本代表は次なる挑戦に向けて、世界の強豪との数々の真剣勝負を積み重ねていくことが重要となりますが、2010年9月、10月に開催する「キリンチャレンジカップ2010」は、FIFA(国際サッカー連盟)公認インターナショナルAマッチとして、ワールドカップ南アフリカ大会後最初に開催される日本代表の強化試合となります。9月4日の対戦相手であるパラグアイ代表は、ワールドカップ南アフリカで日本と決勝トーナメントを戦った南米の強豪国で、その実力は高く評価されています。また、9月7日の対戦相手となるグアテマラ代表は、ワールドカップ南アフリカ3次予選では、アメリカ、トリニダードトバコに次いで3位となり、ワールドカップ南アフリカ北中米最終予選への進出は果たせなかったものの、着実にレベルアップしています。今回が初の対戦となり、新生日本代表の活躍が期待されます。(※U−23代表は過去に対戦有り)。
 また、国内外での強化試合やトレーニングキャンプ等では、日本代表オフィシャルドリンク「キリンアルカリイオンの水」、「キリンラブズスポーツ」等を提供するなど、サッカー日本代表を多面的にバックアップしていきます。

■サポーター・ファンと共に「サッカー日本代表」を応援!
(1)「サッカー日本代表・応援自動販売機」
 キリンビバレッジ社では、自動販売機の設置を通じてファン・サポーターに貢献する取り組みとして、「サッカー日本代表・応援自動販売機」を2008年7月から全国に展開しています。2010年6月末時点で全国に約180台設置され、全国のサッカーファンやサポーターとサッカー日本代表の接点として、売り上げの一部を日本サッカー協会に寄付※1しています。
※1 2009年度の寄付金額は1,102,748円
(2)ホームページの展開
 キリンのサッカー日本代表応援ホームぺージを7月にリニューアルし、サッカー支援の全体像や「キリンチャレンジカップ」等の開催に合わせて実施するプレゼント企画等をさらに分かりやすくタイムリーに発信し、サポーター・ファンの応援ムードを盛り上げます。

■「2022年ワールドカップ日本招致活動」
 ワールドカップの開催を通じてサッカーの可能性を広げるために日本サッカー協会が立候補する「2022年ワールドカップ日本招致活動」に、オフィシャル招致パートナーとしてキリンホールディングスが参加しています。日本サッカー協会の「JFA2005宣言」にある、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念に共感し、その実現に向け、今回の招致活動を支援していきます。


3.次世代育成活動の展開について
 キリングループでは、30年以上に渡りサッカー日本代表支援を展開する中で、サッカーの裾野拡大や未来の日本代表を目指す子どもたちの夢に少しでも貢献したいと考え、次世代に向けたサッカーの取り組みを展開しています。

■「キリンサッカーフィールド2010」の展開
 サッカーを通じて子どもたちに「スポーツの楽しさ」を伝え、「心の豊かさ」を育むために、2008年から、  サッカー教室「キリンサッカーフィールド」を全国  12都市で開催しています。2年間で参加した小学生は約2,400名に上り、2010年も全国で1,200名の小学生を対象に展開しています。
 講師には元サッカー日本代表選手の城彰二氏、  コーチ陣には元Jリーガーの安永聡太郎氏、式田高義氏、元なでしこジャパン代表の小野寺志保氏などを迎え、日常触れ合うことのできない元プロ選手と触れ合う場を提供するほか、練習中の水分補給の重要性を伝える「ウォーターローディング※2」の講義や、健康で丈夫な身体作りに欠かせない「食の大切さ」も伝えています。
※2 運動中の体力やパフォーマンスの低下を防止するため、「のどが渇いた」と感じる前に水分をこまめに補給することの重要性を参加者に講義形式で伝えている。

<サッカーCM次世代育成編で、未来のサッカー日本代表を応援!>
 キリンホールディングスでは、「キリンサッカーフィールド」に参加してくれた子どもたちと元サッカー日本代表の城彰二氏とのふれ合いシーンや、子どもたちがサッカーにチャレンジする姿を現サッカー日本代表と重ね合わせ、未来のサッカー日本代表を応援するCMを放映しています。

■「マスコットエスコートキッズ」の実施
 さらに、2009年からは、JFAが主に小学生を対象に実施している「JFAユースプログラム」にキリングループも協力し、キリンサッカー日本代表応援ホームページで「マスコットエスコートキッズ」の参加者を募集しています。「キリンチャレンジカップ」の会場において、キリンの環境活動シンボル「エコジロー」や日本サッカー協会のマスコット「カラッペ」「カララ」と一緒に、サッカー日本代表戦会場における環境活動「クリーンスタジアム活動」への参加を呼びかけるキッズスタッフを「マスコットエスコートキッズ」として募集し、子どもたちをサッカー日本代表戦会場に招待しています。

■日本代表戦会場での環境活動「クリーンスタジアム活動」
 環境保全の観点からは、2003年から日本サッカー協会とともに取り組んでいる「クリーンスタジアム活動」を積極的に展開しています。未来にわたってサッカーを楽しむためにも、環境保全活動についてできることから取り組んでいこうという想いを共有するサポーターにボランティア参加いただき、スタジアムでのクリーンアップ活動などを実施しています。これまでの累計クリーンサポーター(ボランティア参加人数)は、16,342名(2010年7月現在)に及び、活動の輪はますます広がっています。

■「JFAファミリーフットサルフェスティバル with KIRIN」への特別協賛
 2004年からは、日本サッカー協会と共に、「JFAファミリーフットサルフェスティバル with   KIRIN」を展開しています。家族のふれあいの場、コミュニティにおけるスポーツ活動の場として、2009年4月から2010年3月末までの期間に、全国47都道府県で150を超える大会を開催しているほか、14回のスペシャルステージでは、講師に元フットサル日本代表の相(さが)根(ね)澄(きよし)氏等を迎える「キリンフットサル教室」も開催し、経験者はもちろん、これまでフットサルに触れたことがない方にもサッカーボールを蹴る楽しみや、フィールドを走る喜びを実感できる場を提供しています。


4.サッカー日本代表支援の歴史と形態  
■サッカー支援の歴史
 キリンとサッカーとの関わりは、78年に当時日本では初めての本格的国際大会であった「ジャパンカップ」に協賛を開始したことに始まりました。きっかけは、76年にキリン本社が渋谷区神宮前に移転し、当時岸記念体育会館の中にあった日本サッカー協会と、山手線をはさんで向かい側になったことでした。ご近所ということでの挨拶の中で、当時スポンサー探しに苦労していた日本サッカー界の実情を知り、社会貢献活動のあり方を摸索していたキリンは、 日本サッカー界の発展とスポーツ文化の普及に貢献することを目標に掲げ、ジャパンカップへの協賛を決定しました。78年の「ジャパンカップ」は、ヨーロッパとブラジルの一流クラブチーム4チームと、アジアからは韓国代表、タイ代表、日本代表と日本選抜の合計8チームが出場した華やかな国際試合として開催されました。
 80年には「ジャパンカップ・キリンワールドサッカー」と大会名称を変更。日本選抜に代わって前年度天皇杯優勝チームが出場することになり、85年からは現在の「キリンカップサッカー」という名称になりました。92年からは、国の代表であるナショナルチーム同士の対戦であるFIFA(国際サッカー連盟)公認のインターナショナルAマッチとなり、海外からも注目される国際大会に成長しました。大会の歴史の中では、第1回「ジャパンカップ」で当時西ドイツ、1FCケルン所属の奥寺康彦選手が来日したことや、83年には元サッカー日本代表監督の岡田武史氏も出場したほか、86年にはブラジル・パルメイラス所属の三浦知良選手(元日本代表、現横浜FC)が来日したことが話題を呼び、88年には、元日本代表監督のジーコもフラメンゴ(ブラジル)のメンバーとして来日し、その華麗なプレーを披露しました。
 90年代に入り、日本サッカーは着実に実力をつけ、それを支えるファンの支持も拡大しました。日本代表の戦績は、92年にアジアカップで初優勝、93年には“ドーハの悲劇”で惜敗したものの、98年にはフランス・ワールドカップへの初出場を果たしました。そして、日韓共催となった02年ワールドカップでは、初のベスト16進出という結果を残し、U−23日本代表も、96年のアトランタオリンピックでブラジル代表に勝利した“マイアミの奇跡”に続き、00年のシドニーオリンピックでは、68年のメキシコ大会以来の決勝トーナメントに進出(ベスト8)しました。04年のアジアカップ連覇とアテネオリンピックに続き、06年にはドイツ・ワールドカップに3度目の出場を果たし、08年北京オリンピックにも男女ともに出場し、なでしこジャパンは4位入賞を果たすなど、日本サッカーは着実にレベルアップを  続けてきました。09年の「キリンカップサッカー」30回大会で優勝した日本代表は勢いをつけ、直後に行われた2009年6月のワールドカップ南アフリカ最終予選(対ウズベキスタン代表戦)に勝利し、見事4大会連続4度目となる「2010FIFAワールドカップ南アフリカ」出場権を獲得し、2010年の本大会でベスト16の戦跡を残しました。

5.サッカー文化の創造を目指す、キリングループの支援活動  

■支援の歴史と、これからの支援が目指すもの
 キリングループでは、1978年に日本で初めての本格的国際サッカー大会「ジャパンカップ」(現・キリンカップサッカー)に協賛して以来、30年にわたって日本サッカー界を支援しています。その間、サッカー日本代表は着実に力をつけ、日本でのサッカーの裾野も大いに広がりました。熱く応援するサポーターや仲間たちとサッカーを楽しむ人たち、さらには未来の日本代表を夢見る子供たちが増えたことに、多少なりとも貢献できたのではないかと考えています。
 とはいえ、日本のサッカーは依然発展途上であり、まだまだ進化するに違いありません。   2015年に世界トップ10のチームとなることを目指す日本代表と共に、キリンビールとキリンビバレッジのグループ2社は、2015年3月までの長期にわたり日本代表オフィシャルスポンサーの契約を締結し支援を約束しました。そこには、日本代表の強化はもちろん、日本におけるサッカー文化の創造に貢献したいという熱い想いが込められています。
 キリングループではサッカー文化の創造に貢献すべく、3つの活動を柱に、2015年までの支援活動を展開しています。

■キリンのスポンサーシップ
 キリンビールは、1995年に日本代表オフィシャルスポンサーの1社となり、1998年からはキリンビール、キリンビバレッジのキリングループが、日本代表オフィシャルスポンサーとなりました。2000年には、これまでのA代表に加えて、U−23、U−20、U−17日本代表チームのオフィシャルスポンサー契約を締結し、2001年には日本女子代表チームを加えて、2007年3月まで6年にわたる契約更新を行いました。
 2006年12月には、日本代表が次なる目標に向けて動き出す中、キリンビールとキリンビバレッジのグループ2社は、2007年4月から2015年3月までの8年間にわたる「日本代表オフィシャルスポンサー」の契約を更新しました。この契約を機に、これまでの日本代表カテゴリーに、さらにフットサル日本代表、ビーチサッカー日本代表を加え、全カテゴリーのスポンサーとして支援しています。
 また、キリンビールは、サッカー日本代表オフィシャルスポンサーの他に、アジアサッカー連盟(Asian Football Confederation:略称AFC)のオフィシャルスポンサーとして、日本はもちろん、アジアのサッカー界の支援を行っています。
■2015年に目指す姿
 キリングループでは、2015年までの長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015」(KV2015)を掲げ、「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していくことを目指しています。また、日本サッカー協会は「JFAの約束2015」として、「日本代表が世界でトップ10のチームとなる」「サッカーを愛するファミリーが500万人になる」を目指していることから、同じく2015年に向けて掲げているビジョンに共鳴し、ともに実現していきたいという想いを込めて、支援活動を展開していきます。
 全カテゴリーの日本代表がより強く、より愛される存在となり、またサポーター・ファン同士のコミュニケーションが積極的に交わされ、各地で身近にサッカーが楽しまれ、未来に向けても楽しめる持続的な環境が整いつつある姿を目指して、取り組んでいきます。
■今後に向けて
 キリングループは、これからもサッカー日本代表チームの強化とサッカー文化の創造に貢献していきたいという想いを「KIRIN LOVES SOCCER」というキーワードに込めて、様々な活動を展開していきます。
 今後もサッカー日本代表を引き続き強力に支援するとともに、サッカーがより身近に楽しめるものとして広がっていくよう、サッカー文化の創造を目指し、日本サッカー界のさらなる発展に貢献していきます。
 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

【サッカー支援サイト「Kirin Loves Soccer」】


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