キリンビール株式会社 2017年年間課税数量報告
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2017年 |
2016年 |
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KL |
千ケース |
前年比(%) |
KL |
千ケース |
ビール計 |
628,124 |
49,615 |
-3.3 |
649,241 |
51,283 |
発泡酒計 |
455,220 |
35,957 |
-3.4 |
471,443 |
37,239 |
新ジャンル計 |
543,986 |
42,969 |
-6.0 |
578,499 |
45,695 |
総計 |
1,627,331 |
128,541 |
-4.2 |
1,699,183 |
134,217 |
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2017年(万ケース) |
前年比(%) |
2016年(万ケース) |
一番搾りブランド計 |
3,410 |
-2.6 |
3,500 |
(参考)一番搾り缶計 |
1,267 |
+0.6 |
1,259 |
淡麗ブランド計 |
3,590 |
-3.2 |
3,710 |
のどごしブランド計 |
4,110 |
-4.9 |
4,320 |
17年課税出荷数量概況(5社計)
- ビール・発泡酒・新ジャンル計は、マイナス(-2.6%) ※13年連続マイナス
- ビール計は、マイナス(-2.9%) ※2年連続マイナス
- 発泡酒計は、マイナス(-4.0%) ※2年連続マイナス
- 新ジャンル計は、マイナス(-1.5%) ※4年連続マイナス
17年ビール類市場概況
- 株価の好調や企業業績の改善などを背景に景況感は上向いてきているものの、賃金の上昇は引き続き鈍く、個人消費は依然として低調。さらに夏から秋にかけて台風や長雨などの著しい天候不順が見られ、ビール類市場の最盛期を直撃した。
- 6月に施行された改正酒税法によるビール類の店頭価格の上昇で、割安感のあるRTDやハイボール、プライベートブランド商品へのユーザーの流出が加速し、想定以上の影響を受けた。ビール業界は、2026年の酒税一本化など将来の環境変化を見据え、各社ビール強化に取り組んだ。新たなカテゴリーとして伸長しているクラフトビールは、4万KL(+8%)となった模様。
キリンビール:17年ブランド別概況
- 「一番搾り」ブランド計は、年初から導入した新ガイドラインにより他社との価格差が生じたことや、業務用市場の低迷などが影響し、マイナスとなった。一方で9月からのフルリニューアルが成功、店頭での間口拡大により缶容器は好調に推移し、9-12月では+13%となった。
- 「のどごし」ブランド計は、店頭価格上昇の影響を受けた。「のどごしスペシャルタイム」の目標未達も影響した。新ジャンルカテゴリーのポートフォリオを強化し、全体で巻き返しを図っていく。
- RTDは、「氷結」が過去最高の販売量となる3,890万ケースとなり、「本搾り」も6年連続プラスとなるなど好調に推移し、カテゴリー計では対前年+8.4%で着地し6年連続のプラスとなった。
- ノンアルコールビールテイスト計は、4月に発売した「キリン 零ICHI」がヒットし+62%となった。市場も零ICHIがけん引し8年連続プラスとなり、過去最高数量を更新したと見られる。