ビールの歴史
中世ヨーロッパで飲まれていた
グルートビールは、ホップではなく
ハーブを使用していた

ビールといえばホップと言うのが今は常識だが、長いビールづくりの歴史の中で、ホップ以外のハーブを使ってビールをつくっていた時代があった。それが中世ヨーロッパで主流だった「グルートビール」。ホップビールのルーツともいわれている。
「ホップはビールの魂」と言われるように、美味しいビールには優れたホップが不可欠なことは、今や常識だが、実は、ビール5000年の歴史の中では、ホップ以外のハーブを使って、ビールをつくっていた時代があった。それが、現代のホップビールのルーツと言われる、「グルートビール」。
「グルート」とは多種多様なハーブを配合した香味料のこと。「グルートビール」というのは、ホップではなくハーブを使用した香り高いビールだが、記録がほとんど残っていないため、復元には困難が伴った。