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ビールの歴史

日本で初めてビールが醸造された
長崎・出島は、まるでオランダだった

ドゥーフがビールを醸造した出島は、 江戸時代に長崎に来航するオランダ人の居留地としてオランダ商館が置かれた扇形の築島。商館長の住まいであるカピタン部屋をはじめ、日本人役人や通詞の部屋、各種倉庫などが建ち並んでいた。当時、出島ではオランダ船が運ぶ生活必需品によってオランダ人は本国とほとんど変わらない生活を送ることができたという。ビールはもちろん、ワインやジンなど、お酒も豊富に取り寄せられていた。

■築造/1636(寛永13)年
■面積/約15,000㎡
■長さ/約190m、幅/約70m、
 外周/563m (徒歩約6〜7分の距離)
 川原慶賀画「長崎出島之図」
(長崎大学附属図書館経済学部分館蔵)

復元された建造物群
船長の部屋
オランダ商館員の住まい
ヘトル部屋物見台