ビールと器
独特の色彩と文様に、
オスマン帝国の隆盛が蘇る芸術品 
"イズニク iznik"

トルコ
イズニク
iznik
“ イズニク ”
1992
多彩な色使いが印象的なイズニク陶器は、16世紀、オスマントルコ全盛の時代に、トルコ西北部のイズニクの町で開花しました。しかし17世紀後半以降、生産は急速に衰えてしまいます。
復興の気運が高まったのは、19世紀に入ってからのことでした。それをリードしたのが、オスマン帝国の窯場に端を発するユルデュス社です。イズニク陶器の象徴であるターキッシュ・レッド(トマトの赤)を見事に再現するなど、1世紀以上にわたってトルコ特有の磁器復刻に力を注いでいます。