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ビールと器

深みのあるブルーで独自の世界を描き出す、
オランダの古窯
"ロイヤル デルフト ROyal Delft"

17世紀、磁器の原料になる土がないオランダの陶工たちは、デルフト郊外の陶土で独自の陶器を開発しました。それが、デルフト焼きです。染付など、東洋の磁器を模したデザインが特徴でした。そのデルフト焼きの伝統を330年間守り続けているのが、ボースレン・フレス社です。1876年には、より深く鮮やかな“デルフトブルー”を使った絵付けを完成させ、後に王室から、唯一“ロイヤルデルフト”と名乗ることを許されました。今でも絵付けは、画工による総手書きを貫いています。