ビールと器
フランスが国をあげて守り続ける、
ルイ王朝期の文化遺産
"セーブル SERVRES"

フランス
セーブル
SERVRES
“ ウブロン ”
1990
セーブルは、ヨーロッパ最高級の磁器を生み出す窯として、マイセンと並び称されるフランスの国立窯です。
その名声を築くのに大きく貢献したのは、ルイ15世の寵愛を受けたポンパドゥール夫人でした。当時王室御用達だったヴァンセンヌ窯を自城に近いセーブルに移設し、フランスの文化と美を伝える名窯に育てたのです。その誇り高き精神は1759年に国窯となってからも、ロクロを回して作る当時のままの丁寧な製法の中に守られています。
また、ほとんどを国家機関で使われるセーブルの製品は、稀少性が高いことでも知られています。そのため、セーブルは、“幻の窯”とも呼ばれています。