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ビールと器

今も尚、世界中で愛されつづける
ビアマグ “マイセン Meissen”

北部ドイツの街マイセン。ここで1709年、ヨーロッパで初めて白磁(真っ白い磁器)の焼成に成功。当時この地を治めたザクセン公国選帝侯アウグスト2世により、窯はマイセンと名付けられました。以降ヨーロッパを代表する磁器メーカーとして知られています。

ティーカップや磁器人形で有名ですが、ドイツのメーカーだけあって古くから白磁のビアジョッキも作られています。磁器製のビアジョッキはガラス同様、口当たりがシャープなのが特徴です。また純白の磁肌は美しい彩色染付で飾ることができ、内側はビール本来の色合いを楽しむことができるのです。
マイセンの染付には「ブルーオニオン」「インドの花」「柿右衛門(柿右衛門窯の図案の写し)」など、いまも世界中で愛されるオリジナルのスタイルがあり、底に描かれた交差する剣がシンボルマークとなっています。