ビール&料理ベストマッチ大百科
「ゴーヤチャンプルー」
すっきり、さっぱりしたものしか食べたくなくなるほどの暑さが続くニッポンの夏。沖縄が誇る炒め物「チャンプルー」はすっかり沖縄以外のエリアでも定番となりました。豚肉を取り入れた栄養たっぷりのゴーヤチャンプルーをつまみにすれば、夏バテ防止&ビールも美味しくすすみます。今回は野菜もお肉も旨みを引き出す魔法の調味料といわれる大人気の塩麹と、カレー風味と温泉卵の組み合わせの2パターン。ビールは「ホワイトエール」とニッポンの定番人気の「ピルスナー」です。
塩麹 & かつお節
さっぱり&爽やかに
和食にマッチする味わい

- ホワイトエール
-
- アルコール度:普通
- 苦味:★☆☆☆
- コク:★★☆☆

白濁した淡いオレンジの色味の見た目が特徴的。オレンジピールやコリアンダーで風味付けするため香りもスパイシー、とても爽やかなビールです。酵母をろ過しないため、なんとビタミンBも豊富という嬉しい要素も。
10分くらい塩麹につけ、野菜も豚肉も旨みを引き出した状態から炒めて、ゴーヤチャンプルーが完成。最後、盛り付けてからかつお節をたっぷりかけ山椒もきかせれば、ビールとさらにマッチするはずです。調味料要らずの万能発酵食品「塩麹」と今回組み合わせるのは、さっぱりとした飲み口でありながらスパイシーな香りが魅力のホワイトエール「Daydream」。この味わいを覚えてしまったらもう化学調味料は使えないかもしれません。
カレー風味 & 温泉卵
苦みと苦みで大人味
カレーはお好みで調整を

- ピルスナー
-
- アルコール度:普通
- 苦味:★★★☆
- コク:★☆☆☆

日本でもっとも親しまれ、ラガー系ビールの代表とも言えるのがピルスナー。すっきりとしてクリスピーな味わいが特徴で、キメ細やかな泡が美しく踊ります。
こちらはゴーヤを少し厚めにカットし苦味がよく出るようにして、カレー粉とともにゴーヤチャンプルーを仕上げます。カレー粉は、さらに後からお好みで調整しても問題無し。ピルスナーの苦味とゴーヤの苦味が驚くほどにマッチしてビールも食事も進みます。そこに絡み合うカレーのスパイシーさと温泉卵のちょっとしたまろやかさで、さらに多層的な味わいに。ちょっとカレーを足すだけで広がる可能性に魅了されること間違い無しです。

<ホワイトエール 塩麹 かつお節>
の感想
30代男性

ゴーヤのちょっとした苦味がホワイトエールのさっぱり感とすごく合います。
40代女性

かつお節の旨み成分が甘さとして感じられてまろやかになるのにびっくり。
30代男性

和食とホワイトエールがマッチすることが意外でした。もっと和食で挑戦してみたい。
<ピルスナー カレー風味 温泉卵>
の感想
30代男性

ゴーヤの苦味とピスルナーの苦味がとってもマッチしますね!!
30代男性

苦味が際立つマッチング!大人の楽しみですね。
30代女性

スパイスと苦味。ハートランドがごくごく飲めてしまう組み合わせ。

豚バラ肉は万能食材。ここにお豆腐が入っているチャンプルーは、温泉卵にしろ塩麹にしろ、いずれもまろやかになる組み合わせでした。ゴーヤチャンプルーというとゴーヤの存在感が強めに感じられるかもしれませんが、じつは、今回のように大きめにカットしたお豆腐が箸休め的に、またプレーンな存在として、裏でとても大きな役割を果たしてくれています。ゴーヤのカットの仕方でも苦味の出方が変わってくるため、炒め物の中のどの味わいを引き出したいかを事前に見定め、食材の特徴を様々なビールの特徴と組み合わせてみるとさらに楽しみが広がりそうです。