ビール&料理ベストマッチ大百科
「焼き鳥」
暑さが上昇するにつれ毎日でも飲みたいビール。
お仕事後の晩酌はもちろん、休日だったらお昼からでも手軽に楽しみたいものです。乾杯の機会も増える夏、いつもと一味違ったこだわりのビールを揃え、お供として間違いのない焼き鳥の味わいにもバリエーションを加え、マッチングを楽しんでみましょう。
今回は焼き鳥の味つけを甘辛いタレと、塩とわさびのきりりとしたしょっぱさで2種類用意。
「IPA」と「フルーツビール」でマッチングに挑戦します。
タレ焼き鳥 & 一味唐辛子
甘さと苦みの芳醇な絡み合い
気分は大人の夏祭り

- IPA
-
- アルコール度:普通
- 苦味:★★★☆
- コク:★★★☆

酵母由来の華やかさと、複数の稀少ホップを用いたインディアン・ペールエールはホップ特有のやみつきになる苦みもさることながら、柑橘系の爽やかで芳醇な味わいが暑い季節にもぴったりです。
しょうゆ、みりん、ザラメ、お酒というシンプルな調味料ベースで用意したタレとともに、オーブンで7〜8分ほど鶏肉の中までしっかり焼いた後タレを塗り、仕上げに1〜2分ほどトースターで焼き目もつけましょう。
IPA(インディア・ペールエール)特有のビターな味わいがタレの甘みとしっかりと絡み合い、アクセントとなるピリリと辛い一味唐辛子が鼻に抜けていくはずです。
普段は塩派の方が試せば、必ずタレの魅力を再発見できるマッチングです。
塩焼き鳥 & わさび
意外なマッチを新発見
シンプルかつ華やぎのマッチ

- フルーツビール
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- アルコール度:普通
- 苦味:★☆☆☆
- コク:★★☆☆

醸造の工程でフルーツを用いて製造されるフルーツビール。今回の「JAZZBERRY」も注いだ瞬間からラスベリーの華やかな香りが印象に残り、炭酸の舌ざわりとともにフルーツの酸味が爽やかに鼻に抜けていきます。
シンプルな塩の旨みが、フルーツの香りと華やかな酸味を引き立たせてくれる魅力の組み合わせです。
夏のBBQなどでも鉄板の上にアルミホイルを敷いて焼き、ほんの少しサラダオイルを塗ってあげれば簡単に焼き鳥職人気分も味わえます。
夏の熱中症対策としても塩分は欠かせないので、こだわりの塩を用意してマッチングの変化を楽しむのもオススメ。今回はピンクのヒマラヤン岩塩で「JAZZBERRY」のルビー色の美しさともマッチを試みました。

<IPA タレ 一味唐辛子>
の感想
30代男性

一味の辛味とタレの存在感ある組み合わせと、IPAのしっかりとした味わい、それぞれの重さがすごく合っているように感じました。
30代男性

最近焼き鳥を食べる時はどうしてもタレを重めに感じがちでしたがこれは一味とIPAでさらりと流れていくような印象!
30代女性

甘みのあるタレだからこそ、IPAがさっぱりと感じられますね。
<JAZZBERRY 塩 わさび>
の感想
30代男性

最後につける粗めのきざみワサビがフルーツベースの華やかなJAZZBERRYと軽やかにマッチしていました。
30代女性

塩味があることでJAZZBERRYや鶏肉の甘みの部分が引き立って感じられたのが意外!
40代男性

鶏肉の中の旨みがきざみワサビとJAZZBERRYによって引き出されて、ビールという飲み物自体が調味料のようにも感じられますね。
IPA特有の存在感あるビターさは、甘みのあるタレと絡めることで、さらに誰でも楽しみやすくなるということが今回の研究により判明。
また、酸味が特徴のフルーツビールが、まさかの塩によって甘さが引き立ちやみつきの美味しさとなることもわかり、かなり意外性を楽しめるふたつの結果を導くことができました。
海のお塩は海鮮物に合いますが、今回の焼き鳥をはじめお肉については岩塩のほうが美味しさを引き立ててくれるそう。
今後も、いろいろな特徴的なビールをいくつかの薬味のちょい足しでマッチングしてみると、さらに研究が深まっていきそうです。