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環境活動・トピックス

2011年6月10日

酒類メーカーの視点で、これまでにない容器を。
~コーナーカットカートン、フランジア バッグ・イン・ボックスなどの開発~

R&D本部 パッケージング技術研究所
平石 和弘(容器開発グループ)※取材当時 — 1990年 入社 —

人にやさしいパッケージを考えていったら、
地球にもやさしくなれました。
~コーナーカットカートン~

写真

私たちパッケージング技術研究所では、容器を開発する際にいろいろな試験を行うのですが、缶ビールの24本入カートンの強度試験を行うとき、自分で何箱も運んでいると、カートンの角が腕にあたってすり傷ができるんです。これは当然、私だけではなく、販売されている酒販店様などでも同じことが起きているのだろうと思い、カートンの角を取るための開発をスタートさせました。
新構造を開発している最中は、いろいろと試行錯誤の繰り返し。落としてみたり、投げてみたりしながら、いくつもの試作品をつくりました。
最終的にできあがったものは、8面構造。縦の柱が多くなり、縦加重強度が構造的に高くなったので、中芯(※1)やライナー(※2)を軽量化でき、2004年から2009年までで原材料を37,000トン削減することができ、環境にもやさしいパッケージになりました。酒販店様からも好評で、苦労の甲斐がありましたね。
また、このコーナーカットカートンが発表されたときに、段ボールメーカーさんに問い合わせが殺到したらしいのですが、実はキリンが開発したということで、みなさん大変驚かれたようです。

※1:
段ボール板を横から見たとき、上下の平らな紙に挟まれた波状の紙の部分。 段ボール特有の機能を持たせるための重要なパーツ。
※2:
段ボール板の波状の部分をサンドイッチのパンの部分のように挟んでいる、表裏の平らな紙の部分。

環境負荷の少ないパッケージを、もっとポピュラーに。
~フランジア バッグ・イン・ボックス~

写真

メルシャン社がキリングループに加わった際に、私たちパッケージング技術研究所でも、なにか協働作業ができないかということで、このバッグ・イン・ボックス(※3)の開発がスタートしました。

ワインの容器といえば、びんが圧倒的に多いのですが、バッグ・イン・ボックスはびんよりも環境にやさしいパッケージとして欧米で注目されています。しかし、従来の形状だと容器を傾けないと容量全体の20%ぐらいが注ぎ残しになってしまうのです。
そこで、蛇口の位置などを変えて、試作品を10数種類つくりました。完成した新パッケージは、注ぎ残しを4~5%ぐらいまで減少させることができました。
お客様からも好評で、売り上げが大きく伸びたようです。セールスが伸びたことはもちろんうれしいのですが、環境負荷軽減に貢献でき、お客様にも喜んでいただけたことがもっとうれしいですね。

※3:
成型品またはラミネートフィルムの容器内装と段ボールの外装を組み合わせた容器。ワイン、清酒、ミネラルウォーター等で使われている。

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