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やさしいパッケージ

商品をお届けするのに必要な容器。キリンは使う人や運ぶ人を想い、持続可能な容器の使用に取り組んでいます。商品をお届けするのに必要な容器。キリンは使う人や運ぶ人を想い、持続可能な容器の使用に取り組んでいます。

パッケージの工夫は、そのまま、エコに。パッケージの工夫は、
そのまま、エコに。

私たちがつくっている飲みものは、容器包装を使ってはじめてお客様のお手元にお届けすることができます。お客様に安全に安心して楽しんでいただくために、容器包装のそのものの安全性はもちろん、飲みものの品質を守り、必要なことをきちんと表示することが求められています。これらを大前提に、さらにお客様の使いやすさや輸送効率、お買い求められる場面や飲まれる状況を考慮して、業界でも珍しい社内にパッケージング技術研究所を持っている強みを生かし、資源の有効利用やリサイクルのしやすさなど、環境に配慮した容器包装の開発と採用を行っています。
これまでも、先進的な容器包装の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に取り組み、進めてきましたが、持続的に容器包装を使えるように3Rに加えて、再生素材や再生可能な原料を使うなどの取り組みにも挑戦しています。

容器の軽量化の推移

軽量化の累積効果

※1
2014年度(出典:温室効果ガスインベントリオフィス)
※2
キリン調べ:1990年から2016年までのキリンビールとキリンビバレッジの容器使用量実績からカーボンフットプリント製品種別基準(認定 CFP-PCR 番号:PA-BV-02)に基ついて算出しています。容器軽量化による容器製造のCO2累積削減量約343万tは、約67万世帯が1年間に排出するCO2排出量に相当します。
Chapter 01

持続可能なパッケージ材料

3Rに加えて、パッケージの材料そのものを
持続可能にする取り組みにも挑戦します。

容器包装の材料にだってこだわります

品質を守り、軽量化や再使用、再利用も進め、使いやすさにも考慮したパッケージへの取り組み。
これらに加えて、次のフェーズとしてパッケージの材料そのものの持続可能性にも挑戦していきます。

パッケージの材料そのものを持続可能にしていきます

キリングループは長年、社会と共にパッケージのリユース(再使用)、リデュース(軽量化)、リサイクル(再利用)を進めてきましたが、現在ではパッケージの材料そのものの持続性についても注目が集まってきています。

既に、再生ペット素材をもう一度PETボトルの原料として使うボトルtoボトルや、一部の紙パックにFSC®認証紙を使用する取り組みを開始していますが、2017年2月に発表したキリングループ全体の事業計画の中で、改めて「容器包装材料の非再生資源依存の低減」についてCSVコミットメントの1つとして宣言しています。

具体的には、PETボトルにおける再生ペット素材の利用(ボトルtoボトル)を継続・拡大するとともに、紙容器へのFSC認証紙の採用を拡大していきます。特に、FSC認証紙ついては、2017年末までに6缶パックを、さらに2020年末までにギフト箱、紙パック、製品用段ボール箱をすべてFSC認証紙にすることを目指す野心的な「行動計画」を策定し、対外発表しました。

2016年から「トロピカーナ 100%」シリーズ250ml紙パックがFSC認証紙に切り替わっていますが、2017年前半には、別のサイズの飲料用紙パックやビール用6缶パックについてもFSC認証紙に切り替わっていく予定です。

【キリングループ持続可能な生物資源利用行動計画 紙・印刷物】

キリン株式会社、キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社、メルシャン株式会社、キリン・トロピカーナ株式会社にて、

1)
6缶パック:2017年末までに、FSC認証を受けた紙100%使用を目指します。
2)
ギフト箱:2020年末までに、FSC認証を受けた紙100%使用を目指します。
3)
紙パック:2020年末までに、FSC認証を受けた紙100%使用を目指します。
4)
製品用段ボール箱:2020年末までに、FSC認証を受けた紙100%使用を目指します。

※ 紙容器部分だけを抜粋して編集。なお、いずれも限定商品、少量品種、特殊な形状、輸入品等を除きます。

紙パックの原料は、持続的な森林保全のため、適切に管理された森林で生産された木材

キリン・トロピカーナでは、250ml紙パック容器すべてに環境(生物多様性)にも配慮し森林の保全につながるFSC認証紙を採用し商品側面にFSC®マークを掲載しています。FSCの認証は、森林の環境保全をはじめ社会的、経済的にも継続可能な形で生産された木材に与えられます。 キリン・トロピカーナでは、今後さらに異なったサイズの紙パックへもFSC認証紙の採用を拡大していく予定です。

森を守る「FSC認証」って?

FSC Japan(日本森林管理協議会)に聞きました

現在、世界の森林は、1.2秒にサッカー場1面分の森林が失われているといわれています※1。その森林伐採には、熱帯雨林など多種多様な生きものが暮らしている森林への不法な伐採も含まれます。日本は、木材チップの輸入量第1位、製材品・合板の輸入量第3位と世界の木材をたくさん使う輸入大国※2で、木材の自給率は31.2%※3にすぎません。私たちが使う紙や木材がどのように供給されているかを知り、どのような紙や木材を選ぶのか、を考え選択していくことが求められてきています。

FSCでは環境・社会・経済のバランスのうえに責任ある森林保全を目指し、合法性や労働者の権利、地域社会との関係、環境保全など10の原則にのっとって審査されています。加工や流通の過程も厳しく審査がなされ、きちんと配慮された木材とそうでない木材が混じらないよう管理されていることまで確認されてはじめてこの認証を得ることができます。建築で使われる木材は、FSCのマークが表示されていても、建物が建ってしまうと隠れて見えなくなってしまいますが、紙は印刷されたマークをご覧いただく機会が残ります。飲料容器で多くのお客様にご覧いただくことから、お客様に森林への配慮を知っていただき、FSCのマークが入った製品を選択頂くことで世界の森林保全を間接的に応援できることが期待されます。認証された木材を選択することは世界でも、日本でも増えてきています。

  • ※1 Nigel Sizer, Matt Hansen and Rebecca Moore(2013) New High-Resolution Forest Maps
  • ※2 Global Forest Resources Assessment 2005
  • ※3 平成27年度森林・林業白書
責任ある森林管理のマーク

ペットボトルが再びペットボトルに生まれ変わるから“ボトル to ボトル”

回収されたペットボトルがどのようなものにリサイクルされていたか、ご存知ですか? これまでは主に、卵のパックや、シート、服の繊維などにリサイクルされていました。

しかし近年、ペットボトルをペットボトルにすることのできる安全なペット樹脂再生の手法が確立しました。

その手法「メカニカルリサイクル」では、洗浄のあと真空に近い状態の高温下で処理を行うことで、樹脂の内部に留まっている不純物を揮発させながら除去し、リサイクル工程中に低下した分子量をボトル成形に適したレベルに回復させることができます 。

ペットボトルがペットボトルに生まれ変わることで、新たな石油を素材として使用することがなくなるので、製造にかかわる石油資源は90%削減できます。 同時に、CO2排出量の60%を削減することができるようになります。

Chapter 02

缶

缶のリサイクルや軽量化を通して、省資源化を進めています。

リサイクルだけで、十分でしょうか?

リサイクルが進んでいるからといって、それだけで良いわけではありません。 容器に使う資源が少なくて済むなら、そのほうがより環境負荷は小さくなります。スチール缶もアルミ缶も、フタの口径を小さくすることと、胴部の薄肉化を進めることで缶全体の軽量化を進めてきています。

350mlのアルミ缶の重さの推移は、缶フタを「209径缶」から「206径缶」「204径缶」と缶フタの面積を小さくしていくことで、缶全体の重さを20.5gから14.6gとし、29%(5.9g)の軽量化を果たしました。

2016年には資材メーカーと共同で、缶蓋、缶胴の両方を薄肉化した国産最軽量となるアルミ缶を開発しました。缶全体の重さを14.6gから13.8gとし、約5%(0.8g)軽量化を実現しています。これにより、209径缶と比べて33%(6.7g)の軽量化を果たしました。

缶蓋の大きさを示す数字は、例えば「204」であれば缶蓋の直径が2+4/16インチであることを示しています。

350mlアルミ缶の重さの推移

“NASA”の技術が生きている!国内最軽量の構造は「ダイヤカット形状」

「キリン ファイア挽きたて微糖」は 、2006年登場以来「 スチールダイヤカット缶 」を使用しています。「ダイヤカット形状」を採用したことによって、強さを維持しながら軽量化を実現してきました。

缶の胴の部分には、トラス(三角形の骨格構造)を立体的に組み合わせた切子細工のような独特の形の加工がほどこされていて、それらダイヤ形状の凹凸により滑りにくくて持ちやすいという、使いやすさも向上しました。

ダイヤカットの形状は、高速飛行体の胴体を強化する研究から生まれたものです。1960年代にNASA(アメリカ航空宇宙局)のラングレー研究所で日本人研究者(三浦公亮氏)が行った、円筒形の構造体に力が加わって生じる変形パターンの研究。それは、円筒状のものを縦に潰すと菱形が規則正しく並んだ模様ができ、その模様は潰れることで強度を増していることに着目、そのアイデアが缶のデザインに応用されました。

2011年はさらに軽量化し、従来の30gから25gへと約17%の軽量化に成功し、190gスチール缶国産最軽量を実現しました。

※2011年当時キリン調べ

Chapter 03

ペットボトル

機能性と軽量化の両立や、新たな用途拡大を通じて、ペットボトルの可能性を広げています。

「カサ」を減らすと、回収しやすくなる

軽量化するには薄くすればよいのですが、ボトルの強度が保ちにくくなってしまいます。肉薄化してもボトルが変形しにくく、注ぐ際に手の小さな方でもしっかり持つことができるように、ボトルの中央に「しっくりグリップ」を採用しました。さらに、16本の溝によってつぶしやすく戻りにくくなり、お子さんでも、側面から力を入れると平らにできます。

製造工場からお店に届くまでに何段にも積まれて運ばれますが、 一番下のケースのペットボトルは、その上にある箱の重量を受けても、つぶれない強さが必要です。 実は、16本の溝が「バネ」のように上からの荷重に耐える構造の役目ももっていて、お客様のお手元まで、中の飲みものを守り、効率的にお届けすることができるのです。

お飲みいただいた後のリサイクルにおいて、「カサを減らす」はとても重要な要素です。 つぶしたときに、従来よりも半分くらいのカサになる「キリン アルカリイオンの水」の2Lペットボトルは、飲み終わった後に、ご家庭の中で場所をとらず、回収・リサイクルのときにより多くの回収ボトルを保管・輸送することができます。また、軽量化したことで、原料を年間約983トン、CO2の発生量も年間約3,390トン削減されます。

(キリン試算)

ワインをもっともっと楽しむためのボトルです

ペットボトルの内側に特殊なコーティングを施し「酸素バリア性」を高くしました。その品質保持性は、ガラスびんと同等でワインのおいしさ・品質をしっかりと守ります。

ボトルの形にもこだわり、ボトルの手触り、ワインの色、そして注がれる音も香りも楽しむことができるワインらしいボトルの形にしました。

輸入されるワインにはガラスびんに詰めた状態で輸送するものと、海外から大容量の専用バッグに入れて輸送し、国内でボトリングするものがあります。

国内でペットボトルにボトリングした場合、ガラスびんで輸入されていた従来の工程に比べてCO2排出量は、①海上輸送時で約6割、②ペットボトルのボトル製造時では約5割の削減が実現し、環境性能も高性能です。

Chapter 04

びん

丈夫で軽いびんを開発し、環境にやさしく、手に取って扱いやすい容器を提案しています。

軽さを生かすには「強度」を保つことが必要です

キリンビールの工場から出荷されたリターナブルびんは、お客様がビールを飲んだあと販売店を経由し4カ月かけて、ほぼ100%がキリンビールの工場に戻ってきます。そして、きれいに優しく徹底的に洗われたあと、小さなキズや細かいヒビがないか厳しい検査を受け合格すれば、ビールが詰められて出荷されます。

丁寧に使われるリターナブルびんの寿命は、平均8年といわれていますから約24回もリユースされることになります。20回繰り返し使われた場合、他の様々な容器と比較して、1回あたりのCO2排出量はリターナブルびんが最も小さくなると言われています。

繰り返し使われるリターナブルびんに求められるのは、商品の品質を守ること、繰り返し使うことのできる強さ、そして「軽さ」です。 薄くすることで、素材の使用量を減らし軽くできますが、そのままでは強度が低下してしまいます。

強度を保ち、ヒビや傷がつかないようにするため、外表面に薄い皮膜をつくる「セラミックスコーティング」を施して、薄くしながらも強度を保つようにしています。 この被膜によって、びんがつややかに美しく見えることもひとつの特長です。

2014年から導入を開始した軽量中びんには、先に開発した軽量大びんの技術を生かして、ぶつかった際により割れにくい形状にし、使用回数を増やすなど、さらに進化させています。軽量大びんは、従来より1本あたり130g、軽量中びんは従来より90g軽量化しています。

こうして軽くなったびんは、従来よりもトラックに多く積むことができるなど、製造や物流の工程ではCO2排出を削減することができます。

「LCA 手法による容器間比較報告書<改訂版>(2001年8月)」参照

くり返し使うリターナルびん

びんの軽量化

1箱あたりで軽くなる重量

開発スタート時からの構想は「手に取って実感できる軽さと飲みやすさ」、
「コンビニエンスストアで500ml缶の横に陳列されるサイズ」

キリンビールは、330mlワンウェイびんで国内最軽量140gのびん「プレミアムグラスボトル」を開発し、グランドキリンなどに使用しています。これまでの同容量のワンウェイびん170gと比べて重量を約18%軽減、これにより製造時のCO2排出量は1本当たり23g削減できるほか、広口の採用により飲みやすさも向上しています。軽量化にあたっては、口部の内側をへこませる成形方法を開発し、強度を維持するために金型の形状と成形条件の最適化を図り、周囲と接触する部分の肉厚を確保しました。さらに、びん底のコーナー部の曲面径を大きくし、成形の際に肉厚を確保しやすい形状としました。

2012年6月13日現在。キリンビール調査による(容量330ml・発泡性カテゴリーにおいて)
Chapter 05

紙製容器包装

紙の使用量を削減しながら、持ち運びやすく取り出しやすい包装を実現しています。

「ユーザビリティの向上」と「板紙面積の削減」を目指しました

缶ビールの6缶パックの板紙は、「6缶をしっかりホールド」しながら「1本ずつ取り出しやすい」、店頭の冷蔵ショーケースから取り出した後に結露しても破れない「丈夫さ」と環境負荷低減のための板紙の面積・使用量削減など、相反することが求められます。さらに、全く「のり」を使わずに、工場で高速で組み立てて、箱詰めできる必要もあります。

一方でお客様からは、「1本ずつ取り出しにくい」「1本取り出すときに、紙の角が当たって痛い」「6缶パックを持ったときにバラけることのないようにしてほしい」と言ったご意見もいただいていました。

新しく設計した6缶パックの板紙では、これらの課題に対応しつつ、板紙の縦を10mm、横を17.5mm狭め、500ml用6缶パック包装資材で1枚当たり4g、従来よりも8%削減することができました。

具体的には、缶がはずれにくいようしっかりホールドする「缶底ロック」、持つときに指を入れると缶に沿って紙が沿うことでホールド性が増す「天面穴の三角折り目」、1本ずつ取り出す部分の形状を工夫することで「指掛かり」も向上させるなどの工夫を行っています。さらに板紙の軽量化により、包装資材製造に係るCO2を、年間約3,000トン削減できます。

「まとめて買いやすい」6缶パックの新機能

コーナーをカットしたら、環境性能とユーザビリティが向上しました

第1弾「コーナーカットカートン」
缶の丸さに合わせて4隅を切り落とし軽量化!

2004年から導入した「コーナーカットカートン」は、カートンの四隅を切り落として4つの「面」を加え、側面を8面の構造にしています。新たに生まれた4つの角によって、ケースを積み重ねたときの加重に強くなり、段ボールの芯の紙を薄くしても加重に耐えられるようになり、紙の使用量(350ml缶の場合)を10.9%削減しました。

それだけでなく、4つの「面」ができたことによって、新たな表示スペースが生まれ店頭での視認性が高まりました。

第2弾「スマートカットカートン」
缶上部の形状に合わせてさらに2辺を切り落とし軽量化!

「スマートカットカートン」は、缶の上蓋の口径を小さくした「204径缶」の肩の形状に合わせ、カートン長側面上部の角(2辺)を切り落とした形になっています。缶ビールのケースを積み重ねたときに、カットされた部分が上下のケースの隙間になって指がかかりやすく、取り出しやすくなっています。

また、持ち運ぶとき、カットされた部分が体への当たりを和らげます。
上部の角を切り落としたことによって、紙の使用量をそれまでのコーナーカットカートンに比べ約16%削減しました(500ml缶6缶パック用カートンの場合)。

Chapter 06

パッケージの開発

自社の「パッケージング技術研究所」で、業界に先駆けた数多くの研究を手がけています。

キリンは、独自で容器開発を行っています

キリンは、国内綜合飲料メーカーとしては数少ない、自社で容器包装の開発等を行う「パッケージング技術研究所」を有する企業です。当研究所はキリンビール横浜工場・テクノビレッジ内にあり、主に、ビール・発泡酒、ワイン、清涼飲料などの容器包装およびパッケージング技術に関する技術開発に取り組み、それらの蓄積した技術を活用して、製品化に必要な技術支援を行っています。研究所内には、ビールをガラスびんやアルミ缶に充填する機械や、びんにラベルを貼り付ける機械があり、小さな工場に匹敵する設備が揃っています。主要な容器については、適宜 LCA(ライフサイクルアセスメント)を実施しています。たとえば、びんであれば、ガラス、ラベルの紙、王冠など、すべてのパーツの原材料と原材料を作るためのエネルギーを算出します。もちろん、使用後のリサイクルにかかる エネルギーも考慮に入れ検討します。商品の特性、お客様の1回当たりの購入単位、主な販売店の形態、空容器回収の見込みなども総合的に考えた上で、容器を選択しているのです。

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