Q:水の種類には
どのようなものがあるの?
農林水産省の『ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン』は容器入りの飲用水について、ナチュラルウォーターなどを表示できる条件について細かく定めています。
- ナチュラルウォーター
- 特定の水源から採水された地下水に、ろ過、沈殿および加熱殺菌以外の処理をしていない水のこと。
- ナチュラルミネラルウォーター
- 特定の水源から採水された地下水の内、地下で滞留、または移動中に無機塩類(ミネラル成分)が溶解した水のこと。ろ過、沈殿および加熱殺菌以外の処理をしていない水のこと。
- ミネラルウォーター
- ナチュラルミネラルウォーターの原水と同じで、ミネラル成分の調整、オゾンの殺菌、紫外線の殺菌などの方法で殺菌処理をした水のこと。ミネラル分平均値の10〜20%を限度として調整可。
- ボトルドウォーター
- 上記3種類以外の水で処理方法に限定がなく、飲み水として適した水のこと。水道水はこれにあたります。電気分解などの処理はこの区分にはいります。
『アルカリイオンの水』は厳選したおいしい天然水を電気分解することで、アルカリイオン化していますので、分類上はボトルドウォーターになります。
アルカリイオン化
Q:鉱水ってなに?
農林水産省の『ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン』では、原水は7種類に区分され、その中で鉱水とは「ポンプなどにより採取した地下水の内、溶存鉱物質により特徴づけられる地下水」と定義されています。また、上記ガイドラインでは、ミネラルウォーター類の容器などに原水を表示することとなっており、水の硬度によって分類される「硬水」とは別の意味があります。
- 浅井戸水
- 浅井戸からポンプなどにより採取された地下水
- 深井戸水
- 深井戸からポンプなどにより採取された地下水
- 湧水
- 自噴している地下水
- 鉱泉水
- 自噴する地下水の内、水温が25℃未満かつ溶存鉱物質などにより特徴づけられる地下水
- 温泉水
- 自噴する地下水の内、水温が25℃以上または温泉法第2条により特徴づけられる地下水で、溶存鉱物質などにより特徴づけられ飲用可能な地下水
- 伏流水
- 上下を不透水層にはさまれた透水層が河川と交わる時、透水層内に生じる流水
- 鉱水
- ポンプなどにより採取した地下水の内、溶存鉱物質などにより特徴づけられる地下水
Q:軟水と硬水ってなに?
カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどは、水に含まれている鉱物イオンで、ミネラルといわれています。このミネラル量の指標が硬度です。この硬度は軟水・中硬水・硬水の3つに分けられ、日本の水のほとんどは軟水になります。一般的にくせがなくて飲みやすいと表現されています。

※硬水と軟水の区分については、上記以外の基準で区分する場合もあります。
Q:pH値ってなに?
pHとは、水溶液の性質(酸性・アルカリ性)の程度をあらわす単位です。0~14までの数値であらわし、真中のpH7を中性、7より低い方を酸性、高い方をアルカリ性と区分しています。