第2回:形で味が分かる!? ワインボトルのヒミツ
ワインのボトルには様々な形があるのは知っているかね? 実は国・産地や使用されているブドウの品種、製法などによってワインボトルの形は違っておる。よって、ボトルの形である程度味わいをイメージすることも可能なのじゃ。
さて、ここでクイズ!
フランス ブルゴーニュ地方で主に使われているボトルのシルエットはどれかね?
1
2
3
2 (ブルゴーニュ型)
なで肩が特徴の2は「ブルゴーニュ型」と呼ばれ、フランス ブルゴーニュ地方で見られるような単一品種で造られたスムーズな味わいのワインに多いタイプ。前回2人が飲んでいたのはブルゴーニュ地方の白ワインだから、ボトルはこのタイプが使用されている。
いかり肩の1は「ボルドー型」で、フランス ボルドー地方で造られるような濃厚な味わいのワインに多い。このタイプのワインはオリがたまりやすいので、注いだ時に肩に溜まるようになっているのが特徴だ。
縦に細長い3は「フルート型」と呼ばれ、軽快なタイプの白ワインに多い。フランス アルザス地方やドイツ モーゼル地方で使用されているタイプじゃ。
その他にも、スパークリングワインの内圧に耐えられるよう厚手に造られている「シャンパーニュ型」、胴のくびれたフランス南部 プロヴァンス地方の「プロヴァンス型」、皮製のワイン袋を真似て造られたドイツ フランケン地方の「ボックスボイテル型」などもある。
いずれも覚えておいて損はないぞ。
これを機に、ワインの国・産地や品種についても勉強してみてはどうかね?
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