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酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史 酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史

テーマ別解説

流行歌とビール

(2)J-popにも登場
大正、昭和とビールを飲む人は増えていったものの、流行歌の歌詞ではただ「酒」とされることが多かった。その傾向は第二次世界大戦後も変わらず、「悲しい酒」はあっても「楽しいビール」は登場しない。さらに時代が進むと、アイドルの時代である。アイドルの歌に登場する飲料はノンアルコールの紅茶やコーヒーだったが、石野真子「わたしの首領(ドン)」(阿久悠・詞)では、片思いの男性との出会いの「苦さ」を表わすものとして、珍しくビールが登場した。

長く作詞家たちに敬遠されたビールだったが、1980年代以降、ビール会社のCMからビールを歌ったヒット曲がときどき生まれるようになる。代表的なものは三好鉄生の「すごい男の唄」で、歌詞が「ビール」で始まる流行歌はこれが日本初だった。

1990年代には、プリンセス・プリンセスの「THE SUMMER VACATION」のように夏を象徴するアイテムとしてビールを歌う曲が増える。その一方で、日常性、普通さを象徴するアイテムとしてビールを歌う曲も増えた。たとえば、「今夜はブギーバック(NICE VOCAL)」(小沢健二featuringスチャダラパー)では、冒頭のラップの部分で青春のエネルギーや勢いを象徴する「ビール」が歌詞に織り込まれている。

「オッペケペ節」から100余年のうちに、ビールは日常の中で親しまれる飲料になっていたのである。

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