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テーマ別解説

ビールを飲む器とビールの容器

(2)ジョッキで飲むビール
明治後期に流行したビアホールでは、持ち手のあるジョッキでビールが提供された。あるビアホールでは1L、500mlがジョッキで、250mlは底の平たいコップで提供した。また、ビアホールでは、ガラスやホーローの注ぎ口が付いたジョッキをピッチャーとして使用することもあった。

明治30年代から40年代にかけて盛んに行われた園遊会では、現在の大ジョッキ程度の大きさのジョッキも使用されていた。1907(明治40)年発行『風俗画報』第367号の東京勧業博覧会褒章授与式後の園遊会の図では、中心に紳士2人が向かい合って違う形の大ジョッキを手にしている。
「キリン生ビール」のロゴが入った注ぎ口付きのジョッキ

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