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酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史 酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史

時代別解説

昭和24年〜昭和45年(1949〜1970)年表→

生活にとけこむビール

この章のまとめ
1950(昭和25)年に勃発した朝鮮戦争の特需景気をきっかけに日本経済は好転し、翌年に鉱工業生産は戦前の水準まで回復した。1955(昭和30)年からは神武景気が始まり、日本は1956(昭和31)年の経済白書に「もはや戦後ではない」と書かれるまでに復興した。

1955(昭和30)年頃から日本は高度経済成長時代を迎え、約20年にわたり年平均10%前後の経済成長率が続いた。一人当たりの国民所得も1965(昭和40)年には1955(昭和30)年の3倍となり、家計に余裕が生まれ、国民の消費意欲は高まった。大量消費社会の到来である。

戦後の復興と経済成長の下で、ビールの生産量は毎年10〜25%もの上昇を続けた。
1954(昭和29)年には、原料大麦のメーカー別割当規制がなくなり、製造、販売とも自由競争の時代に入った。1955(昭和30)年に約40万3,390KLだったビールの生産量は1964(昭和39)年には約199万1,648KLと10年間で約5倍に伸びた。

このような製造量の急増に拍車をかけたのが電気冷蔵庫の普及であった。昭和30年代に入り、「三種の神器」の一つである電気冷蔵庫は、普及率が1965(昭和40)年には50%を、1971(昭和46)年には90%を超えた。それに伴い、戦前は主に飲食店で飲まれていたビールが、家庭でも親しまれるようになっていく。

高度経済成長による生活レベルの向上、電気冷蔵庫の普及、そのほかさまざまな要因によって、ビールはあらゆる層に親しまれる「国民飲料」となった。
電気冷蔵庫のある風景

電気冷蔵庫のある風景


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