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酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史 酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史

時代別解説

昭和15年〜昭和23年(1940〜1948)

戦時下および統制下におけるビール

(2)戦時統制がビールを普及させた一面も
1943(昭和18)年には、指定された産業の工場で働く「産業戦士」向けに「重点用」配給枠が新設され、国内消費の30%が充てられた。その分、家庭用と業務用が減らされ、特に業務用は前年の3分の1となった。またこの年、各社の商標が廃止され、「麦酒」の文字と用途、会社名のみが書かれた統一ラベルとなった。その後1949(昭和24)年まで、ビールの商標は姿を消すことになった。
1944(昭和19)年になると、酒類全般の供給が極めて少なくなり、4月には配給量が一斉に減少した。業務用は全面的な割当制となり、ビールの配給は主に製造工場周辺地が対象となった。

また軍隊では、1937(昭和12)年に日中戦争が始まってから軍用ビールの特需があった。太平洋戦争中は、海軍の戦艦にも配給があった。冷蔵庫がある大型艦船では、冷たいビールを飲むことができたのである。南方戦線に赴いた兵士たちの間では、冷えたビールの人気が高かった。
戦地でビールの味をはじめて知ったという人は少なくなかったという。このように全国的に展開された配給制度が、それまでビールを飲まなかった人々もビールを飲むきっかけになったと考えられる。
商標が消えたラベル

商標が消えたラベル


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