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酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史 酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史

コラム

1921年

広告合戦

1921(大正10)年頃、ビール業界では、「広告」による競争が激しさを増し、さまざまなキャッチコピーやキャッチフレーズが誕生した。

たとえば、この頃登場した「キリンビール」のキャッチフレーズは「純正独逸麦酒の真味は麒麟にあり」と、本格ドイツ風をアピールしていた。これに対し大日本麦酒は、国産の麦だけを原料に用いていることをアピールするため、広告には必ず「国産」の文字を入れていた。 また、1921(大正10)年には、このほかにも多彩なキャッチフレーズが広告の中に登場している。「既に世界的に真価を認められつつある代表的国産ビール」(「アサヒビール」広告/『山陽新報』6月9日付)、「輝く春の好伴侶」(「カブトビール」広告/『東京朝日新聞』4月19日付)、「胸の沸騰静めるビール」(「サクラビール」広告/『山陽新報』6月17日付)、「名山は富士!麦酒も富士!彼は秀麗-是は芳醇 共に共に日本一」(「フジビール」広告/『東京朝日新聞』11月25日付)、「初めて知る麦酒の真味!本品は今世界的人気の焦点にあり」(「カスケードビール」広告/『東京朝日新聞』1月11日付)など、激化する「広告戦争」の中、各社とも、他社とは違う個性や特長をアピールしようと、必死にアイディアを競い合ったのである。
フジビールのラベル

フジビールのラベル


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