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酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史 酒・飲料の歴史 日本のビールの歴史

コラム

1904年

新潟の酒店でビールの販売開始

明治になると、交通手段は馬や徒歩から鉄道へと変化し、鉄道が各地に伸びるにつれ、西洋の新しい文化・知識が鉄道を介して東京から地方へ伝播するようになった。上野〜直江津間を走る信越線が完成し、1897(明治30)年に北越鉄道が延びて新潟と東京が結ばれると、新潟にも変化がみられるようになった。新潟駅が設置された1904(明治37)年頃の変化について、以下のような記述がある。

新潟駅が出来たのは1904(明治37)年5月8日である。俄然東京人の来港が激しくなった。料理屋も忙しくなる、出入りの酒屋へ麦酒と言うモノを注文すると言う寸法で、酒屋も薬屋専売の筈だった麦酒を取扱い始めたのである。(『新潟ビール今昔物語』)

当時、新潟ではビールは珍しかったものの、東京からの往来が盛んになり、酒店でビールを取り扱い始めた様子がうかがえる。鉄道のない時代には、ビールは海路か、陸路であれば三国街道を馬の背に乗せて東京から新潟へ運ばれた。そのビールを売りさばく代理店や特約店は、薬屋か廻船問屋の流れを汲む店が多かったという。それが、鉄道の開通で一変したのである。

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