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試合詳細レポート

2002

キリンチャレンジカップ2002
4月17日 日本代表×コスタリカ代表

 2002年4月17日、横浜国際総合競技場で、<キリンチャレンジカップ2002>チャレンジ2・コスタリカ戦が行われ、会場に詰めかけた6万4千人もの観客が、代表メンバー生き残りをかけた選手たちに熱い声援を送った。

 “海外組”を招集せず、国内メンバーだけで構成された日本代表は、三都主、市川、小笠原を先発に起用。チームとしての完成度の高まりつつある中、先のウクライナ戦同様、新メンバーの起用にこの試合の注目が集まった。対するコスタリカは、エースであるワンチョペを負傷で欠くものの、同国代表史上最多得点記録を更新中のFWフォンセカを中心に、新しいメンバーを7人起用する意欲的な布陣で臨んだ。

 試合序盤から、高い身体能力と素早いパスワークのコスタリカに対して、日本はペースを掴めず、中盤のスペースを与えてしまう。前半26分に、小笠原は森島と交代。続く28分にも柳沢に代えて西澤が投入されたが、両チームともに決定的なチャンスをつくれず、無得点のまま前半が終了。

 後半、コスタリカのスペースを与えないディフェンスの前に、持ち味を出し切れなかった市川に代えて福西を投入した日本は、前半ボランチを務めた明神が右のアウトサイドに入り、バランスの安定を図る。

 後半開始後7分、ペナルティエリア内にドリブルで切れ込むウォラスを中田浩二が倒し、痛恨のPKを献上。キッカーには左足に定評のあるゴメス。絶体絶命のピンチに、「しっかり見ていた」と試合後に語ったGK楢崎が、好セーブでこれを阻止した。

 守護神の好プレーで勢いづいた日本に、試合の流れが傾きかける。前半からドリブル、壁パスなどで左サイドを突破していた三都主が、正確なセンタリングを連発し、チャンスの山を築く。だが、体を張ったプレーで存在感を示していた鈴木が、これを決めきれず、流れを決定づけることができない。

 後半も折り返した70分、右サイド明神の放ったボールが、大きな弧を描きGKロニスの頭上をかすめる。自身「シュートではなかった」と語ったクロスボールはゴール左すみに収まり、1年半ぶりの代表通算3得点目を数える幸運なゴールで、日本が先制を果たした。

 しかしその7分後には、勝敗の行方は振り出しに戻る。フォンセカに代わって出場したパークスが左サイドを突破、宮本を振りきり、同点弾をたたき込んだ。パークスにとって代表2試合目での初得点は、日本代表にとっての今年初失点となった。同点にされた日本はその直後、左サイドを突破した三都主が絶妙なセンタリングを上げ決定的な場面を作るも、西沢のヘディングシュートは右ポストに弾かれ、得点には至らない。

 両チームとも追加点を奪えない中、トルシエ監督は、80分に三都主に代えて服部をピッチに送り出すと、続けざまに波戸、中村、久保を次々に投入し、7人の交代枠を全て使い切るが、そのまま試合終了。

 日本は、三都主が機能し再三コスタリカゴールに迫ったが、固いディフェンスに阻まれ、シュートは枠をとらえることができなかった。これに対し、終始アウェイの戦い方に撤したコスタリカは、わずかなチャンスを決定力の高さでものにしたが、追撃も及ばず、結局、90分を終えて1-1の引き分けに終わった。

 試合後、コスタリカのギマラエス監督は「有効にこの試合を使い、本大会への準備という目標を果たした」と語り、一方のトルシエ監督は「個人としても組織としても、学ぶことがあった」と評した。いくつかのフォーメーションと、戦術的なテストを盛り込んだ内容となったこの試合。様々なシチュエーションでの戦い方が必要となる中、日本代表は何を学んだのか。続く<キリンカップサッカー2002>に、明確な答えを期待したい。

試合データ

■4月17日 神奈川・横浜国際総合競技場
日本代表 [1ー1] コスタリカ代表

日本代表選手集合写真 説明イラスト  1) MF 戸田和幸
 2) GK 楢崎正剛
 3) DF 松田直樹
 4) DF 中田浩二
 5) MF 市川大祐
 6) FW 鈴木隆行
 7) FW 柳沢敦
 8) MF 明神智和
 9) MF 三都主アレサンドロ
10) MF 小笠原満男
11) DF 宮本恒靖
  • 日本代表選手集合写真
  • 説明イラスト
  •  1) MF 戸田和幸
     2) GK 楢崎正剛
     3) DF 松田直樹
     4) DF 中田浩二
     5) MF 市川大祐
     6) FW 鈴木隆行
     7) FW 柳沢敦
     8) MF 明神智和
     9) MF 三都主アレサンドロ
    10) MF 小笠原満男
    11) DF 宮本恒靖

写真提供/(c)Jリーグフォト

<代表監督> フィリップ・トルシエ

<出場選手>

■4月17日/神奈川・横浜国際総合競技場
日本代表 (0) 1 <明神>
コスタリカ代表 (0) 1 <パークス>
日本    
GK 楢崎
DF 宮本(中村) 松田 中田浩
MF 三都主(服部) 戸田 明神(波戸) 小笠原(森島) 市川(福西)
FW 鈴木隆(久保) 柳沢(西澤)
コスタリカ    
GK ロニス
DF ライト マリン(マドリガル) ウォラス(バジェホス) マルティネス
MF ロペス(ロハス) ソリス センテノ(サンチェス) ロドリゲス
FW ゴメス(ブライス) フォンセカ(パークス)

*月日/場所
 国名(前半得点)総得点<得点者>
*メンバー(交代メンバー)

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