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第10回「くまもと未来人材育成塾(仮称)」プレセミナー開催

TKPガーデンシティネストホテル熊本9
2018年12月6日(TKPガーデンシティネストホテル熊本)

「くまもと未来人材育成塾(仮称)」プレセミナー第10回は、「他地域の中心市街地活性化に学ぶ」と題して、広島県尾道市の有限会社いっとく・代表取締役:山根浩揮氏と静岡県熱海市の株式会社machimori・代表取締役:市来広一郎氏を講師に迎え、大西熊本市長も交えたトークセッションを実施しました。
【第1部】「飲食を通じて尾道中心市街の活性化に取組む」講師:山根 浩揮 氏
【第2部】「熱海の中心市街地再生のための取組」講師:市来 広一郎 氏
【第3部】トークセッション(※山根氏、市来氏と大西一史熊本市長)

キリングループが、2018年4月に熊本市と日本財団との3者間で締結した「熊本地震からの復興の加速と未来への礎となる担い手の育成」に関する連携協定に基づき、2019年1月に設立を計画している「くまもと未来人材育成塾(仮称)」。その準備段階として開催しているプレセミナーの第10回が、12月16日に開かれた。
広島県尾道市で地域に密着した店舗展開を通じて市街地活性化に取り組む有限会社いっとく・代表取締役の山根浩揮氏、静岡県熱海市にて物件の再生とコミュニティー創出を通じて地域振興に取り組む株式会社machimori・代表取締役の市来広一郎氏を講師に迎え、「他地域の中心市街地活性化に学ぶ」と題して実施。中心市街地の未来を担う若手事業者や、都市計画に関わる熊本市職員など約70名が耳を傾けた。山根氏は、「店づくりは街づくり」をテーマに、飲食店経営を通じて尾道市中心街の活性化に取り組んできた経緯や行政との連携の事例などを紹介。市来氏は、「『地元熱海をなんとかしたい』から始まった、まちづくり」と題し、熱海市の置かれている現状やどのような活性化策を実施してきたか、さらに今後の地域づくりの展開について話をされた。
講演会に続いては、両氏と熊本市の大西一史市長、一般社団法人フミダスの濱本伸司氏を交えてのトークセッションが行われた。その中で大西市長は、熊本市の観光地の現状や課題について説明。また、質疑応答も行われ、深みのある議論が交わされた。セミナー終了後は意見交換交流会に移り、ゲストを囲んでの有意義なひと時となった。

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コメント①
熊本市長 大西 一史 様

今年4月、熊本市とキリングループ様、日本財団様の3者で連携協定を結び、熊本地震からの復興の加速、中心市街地の持続的な発展に向けて将来の担い手の育成、ネットワーク構築に取り組むための準備として始めたプレセミナーも、10回目を迎えました。本日の講演を通して、参加者それぞれが刺激を受け、自分たちが熊本の街をどういう風に活性化していくかを考えていただきたいと思います。また、熊本地震があったからこそ、こうしたプロジェクトができたことを、もう一度思い出していただきたい。セミナーでは、復旧復興のみならず、その先の「人づくり」を向けて広げていくことを重視しています。どんな業種であってもこの講演の中からヒントを掴み、明日からの街づくりに生かせる機会になればと思っております。

中村 英文

コメント②
キリン株式会社CSV戦略部 絆づくり推進室 室長 中澤 暢美 様

尾道市は、歴史ある街並みなどが印象的で賑わいのある観光地をイメージしますが、実態はここ20~30年で右肩下がり。そうした状況の中、街の若い人だけでなく県外の方々も協力し、新しい尾道を作り上げました。その中心人物として活性化を牽引されたのが山根さんです。市来さんの地元・熱海は、世界的に有名な温泉街でしたが、行楽の多様化の中で例外になく右肩下がりの状況が続いていました。そこで、市来さんら若手が中心となって討議を重ね、「自分たちにできるところからやっていこう」と取り組んでおられます。場所や環境は違っても、街づくりの切り口やポイントは同じだと思いますので、参加者の皆様も「自分ごと」と捉えていただき、有意義な機会にしていただきたいと思います。

両角 光男

コメント③
有限会社 いっとく 代表取締役 山根 浩揮 様

私は、19歳の時に自宅で古着屋を始めたのをきっかけにさまざまな業種の店を手掛け、現在、尾道市だけで13店舗を運営しています。5年前に、尾道市内の「新街」という飲み屋街にある老舗焼鳥店のマスターから、「(自分は)辞めるので店をやらないか」という話をもらいました。最初はお断りしましたが、私自身にとっても思い出のある場所がなくなるのが寂しく、思い切って引き受けることにしました。その後、隣にある創業55年の食堂の経営も引き継ぎ、今では昔からの常連さんに加え、女性や若い人たちも集まり、明るく賑やかな街角に変わりました。この新街での取り組みでは、「再起動」というテーマを掲げて、今ある機能の復活を目指しました。また、私は仲間たちと「尾道空き家再生プロジェクト」というNPO法人を立ち上げ、尾道に残る古い建物を残す“小さな心あるデベロッパー”として活動しています。取り壊される寸前の建物を購入・改修し、店舗や宿泊施設、イベントスペースとして運営する取り組みです。街づくりには、10年先の街の未来を地域の方々と一緒に語り、将来のビジョンを持つことが大切だと思っています。私も夢があり、尾道で温泉旅館をやりたいと思っています。地域の未来の中に自分の夢があります。

松永 哲典

コメント④
株式会社 machimori 代表取締役 市来 広一郎 様

私たちは「100年後も豊かな暮らしができる街を作る」ことをテーマに街づくりを行っていて、おもに「(株)machimori」と、「NPO法人atamista」で活動しています。Machimoriでは、空き店舗をリノベーションし、カフェや宿泊施設、コワーキングスペースの運営などを行って熱海市街地の再生に取り組んでいます。atamistaでは、創業支援プログラムや熱海市の2030年を構想する「ATAMI2030会議」を開催しています。熱海市で生まれ育った私は、あれだけ賑わっていた温泉街が1990年代半ばに、数年で廃れていったのを目の当たりにし、何とかしたいと思っていました。一度は東京で就職したものの、2007年に地元に帰り事業を始めました。当時の熱海市は、“50年後の日本”といわれ、人口減少や高齢化、空き家率の増加、30代の未婚率全国ワースト1という状況でした。NPO法人を立ち上げた当初、観光客をガイドする中で、寂れた街並みを面白がる方々いて、私たちも改めて熱海の良さに気づいていきました。また、ガイドをする中で目に付いた空き店舗リノベーションをしてカフェなどを始め、古い街に新しいコンテンツを生み出していくことも並行して進めました。そうした事業を行っていくうち、商店街がイベントを始めるなど、多くの人が街づくりに積極的に関わってくれるようになり、少しずつ賑わいが戻ってきました。ました。ただ、熱海市は人口3万人弱。このままでは、私たちに続いてくれるプレイヤーがいなくなると思い、コワーキングスペースで家主塾やリノベーションスクールなどを運営し、人材育成にも取り組んでいます。現在では移住者も増えて熱海市のイメージも変わり、行政も街中の再生に取り組むようになりました。私たちには夢があり、いつか熱海銀座を歩行者天国にできればと思っています。

増山 晃太

コメント⑤
公益財団法人 日本財団 経営企画部長 福田 英夫 様

本日のプレセミナーでは、街づくり・地域づくりをテーマに貴重なお話を聞かせていただき、情熱や行動、ネットワーク作りが地域の価値を生み出すのに不可欠だと改めて感じました。一方で、これらがあったとしても、なかなか前に進めないというのが現実だと思います。今日参加された方々も、同じような思いで活動されていると思います。私たちは、キリングループ様や熊本市と協力しながら、そうした皆さんの出会いやつながりの場を作っていきたいと考えています。「くまもと未来人材育成塾」が、人をつなぐプラットホームとして利用でき、共に成長していければ、より良い熊本になると思っています。

安田 征司

コメント⑥
熊本市政策局総合政策部 政策企画課 課長 江 幸博 様

「くまもと未来人材育成塾」プレセミナーでは、1回目からさまざまな分野の方に来ていただき、人口減少や東京への一極集中などの課題の中で、地域をどう盛り上げていくかを話し合いました。特に今日の話を聞き、地域の活性化は決して不可能ではなく、むしろ地域を活性化すること自体が日本全体の発展につながっていくと感じました。私たち行政はあくまでわき役で、主役は街で暮らし、事業を営んでいる皆様です。地域づくりのバイプレイヤーとして、市がどのような支援がしていけるのかを改めて考えさせられました。

長江 浩史

コメント⑦
有限会社 オモキ屋 代表取締役 面木 健 様

今回初めてプレセミナーに参加しましたが、「どうしたら街づくりの熱量が上がるか」という話は参考になりました。私が感じている熊本の街づくりの熱量不足は、街づくりのプレイヤーのキャストミスに原因があると思っています。現在の熊本の街づくりは、ほぼ商店街の活動になっていますが、これだけでは本当の意味で街が“みんなのもの”にはなりません。これからの街づくりは商店街だけでなく、市民やキリングループ様のようなCSV活動をしている企業、不動産オーナーなどが一緒になって行い、新しい価値をシェアできる場づくりをどうやって行っていくかが重要です。さまざまなプレイヤーが街づくりに関わることで、市民に誇りが生まれ、それが自然と街全体の熱量の上昇につながっていくと思います。

安武 直幸

コメント⑧
キリンビール株式会社 南部九州支社長 安武 直幸 様

10回目のプレセミナーが終わりましたが、今後も「くまもと未来人材育成塾」の活動には、多くの方に参加していただけるように取り組んで行きたいと思っています。もちろんそこには、すでに街づくりに取り組んでいらっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、「興味はあるけれど、まだ参加したことがない」という方でも参加できるような塾にしたいと考えています。また、大西市長のお話にあった、「熊本市民73万通りの街づくり」も心掛けて、取り組んで行きたいと思っています。

荻上 健太郎

コメント⑧
一般社団法人フミダス 代表理事 濱本 伸司 様

今回のプレセミナーには熊本市の大西市長にもご参加いただき、行政と民間というスタンスの違うもの同士が、これからの熊本のあり方や中心市街地の活性化などを議論できて良かったと思います。また、講師のお二人の話は、中心市街地活性化の好例として、参加者の刺激的になったのではないでしょうか。私が行なっている人材育成プログラムや、チャレンジする場をどう作っていくかを考えた時、それぞれの人が何に「熱量」を抱くのか振り返った上で、今の仕事と将来の仕事を展望していくことが大切だと思いました。

荻上 健太郎

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